導入事例

社会保険労務士法人 後藤労務管理事務所 様

2018年12月26日

IT導入補助金を活用して「ACELINK NX- CE販売」を導入。
基幹系システムとしての価値と生産性向上を推進するエンジンとして高く評価。

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22名

人事・労務管理のサポート、労使トラブル・行政調査の対応、コンサルティング ほか

Before:導入前の課題
  • 煩雑な売掛金管理。毎月1,000 件以上の仕訳入力をすべて手入力していた
  • 経営分析の資料を毎回、手作業で作成。該当数値を拾い上げるため、正確性と効率性に欠けていた

After:導入後の効果

  • 販売管理システムと財務システムが連動し、大幅な業務効率化を実現
  • 経営分析の資料を迅速に作成
    基幹系システムとして企業の発展に寄与
中小企業向け
ACELINK NX-CE

中小企業向け業務パッケージ

エースリンク エヌエックス シーイー

電子帳簿保存法対応

インボイス制度対応

経理処理の合理化と会計事務所とのスムーズな連携で、財務状況を正確に把握する。

経理処理の合理化をサポートし、システム化による業務全体の効率化を実現し、業務改善を支援。複数の担当者での同時操作も可能です。

  • 財務・会計
  • 税務
  • 給与
  • 販売管理
  • 資産管理
  • オンプレ/IaaS
導入の背景

業務拡大に伴い高度な経理 処理・経営分析を要求

働き方改革時代のいま、多くの企業が新しい取り組みに着手している。そんな時に頼りになる存在が社会保険労務士だ。“法律に強い労務管理”を掲げて、平成13年4月に開業した後藤労務管理事務所は親身なサポートが高い評価を受けており、業務を拡大している。平成30年1月には法人化、現在では400社以上を顧客に持つ。

現在、後藤労務管理事務所はクライアントを担当する部門、業務部門、管理部門に分かれており、22名が在籍している。代表を務める特定社会保険労務士の後藤 昭文氏は、同社の業務を次のように紹介する。「クライアント担当の6名を中心に業務を進めており、人事・労務管理のサポートを中心とした業務の中で、スポット的な案件、例えば就業規則の作成などが発生します。私は各担当者の業務を請求書ベースで把握しますが、以前のシステムではデータを整える作業が必要でとても面倒でした」と振り返る。

代表/特定社会保険労務士 後藤 昭文 氏

代表/特定社会保険労務士
後藤 昭文 氏

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「経営分析のために売上の推移や部門間の比較など、様々な資料作成を経理担当者に依頼すると、規模が小さかったときと比べ、今では案件数や担当者、部門が増えたので毎回資料作成が大変でした」と続ける。

その業務について、経理担当の大野玲子氏は「当時は1件ずつ手作業で該当する数値を表計算ソフトへ入力しなければなりませんでした。入力ミスの確認も必要ですので半日作業になることも少なくありませんでした」と説明する。


さらに、大野氏は大きな課題を抱えていた。「請求書は毎月200通以上を発行しています。定期的な請求書に加えて、スポット案件も多く発生するため、請求業務はとても煩雑になります。当時使用していたシステムは、請求書の発行順と入金の順番が異なると処理ができないので、該当するところまで取り消して、再度入力し直す必要があったので手間がかかり、悩みの種でした」。

そのシステムは、社労士事務所に特化した業務統合システムの一部だったため、経理処理に重きを置いたものではなく分析機能や帳票はほとんどないに等しかった。

導入のポイント

豊富な経営分析機能と安心のサポート体制が決め手

後藤労務管理事務所を担当する野田税理士事務所の税理士である石井行太先生は、相談を受けていた。

「お客様ごとに個別で売掛金を管理していきましょうと提案したのがスタートでした。いざはじめてみたらものすごく煩雑でした。毎月の請求件数を1つずつ仕訳入力していくと毎月1,000件以上の手入力という膨大な作業になります。そんな中、活用する財務システムiCompassを提供しているミロク情報サービス(以下、MJS)に販売管理ソフトがあり、データ連動までできることを伝えました」。

大野氏は業務効率化を推進するために、複数のシステムを比較検討していたところ、石井先生に「ACELINK NX-CE 販売」を紹介され、早速、MJSから詳しい説明を受けることができた。分析機能の豊富さ、費用面やサポート体制などを考慮して導入を決定した。

野田税理士事務所 税理士 石井 行太 先生

野田税理士事務所 税理士
石井 行太 先生

野田税理士事務所 所長 野田 昇宏 氏

野田税理士事務所 所長
野田 昇宏 氏

IT導入補助金は、申請制度を専門にしている社内の管理部門からのすすめで、「実際に申請してノウハウにできれば、お客様にも紹介できるのではないかと考えていました。実際、申請は苦労しましたが、税理士さんとMJSに全面的にサポートしてもらい進めることができました」(大野氏)。

この補助金申請では、5年間の計画値と2年間の実績値が重要なポイントだ。「計画値は、将来予測になりますので客観的な数値で作らなければなりません。生産性向上のための独自指標としては顧客数増加の推移を算出していきました」と石井先生は説明する。

野田税理士事務所の所長であり、税理士の野田昇宏先生は「IT導入で悩んでいる経営者や、検討中との話題が出てきたら、私どもは今がチャンスですとお伝えしていました」と語るように、2018年では4社をサポートしている。

運用と評価

3日間の売掛管理作業が不要に 分析機能で最適な経営判断をサポート

システム稼働に向けた準備は、すべてのデータ登録を行ったこともありたいへんだったという。その甲斐あって、以前は、様々な業務をこなしながら3日間かかっていた売掛管理の作業時間が大幅に短縮された。「販売管理システムがiCompassNX会計と連動したことで、これまでとても苦労していた入金業務と、財務システムへの手入力や金額確認の作業が不要になり大幅な効率化ができてすごく助かっています」(大野氏)。

多彩な分析機能は、使い始めてすぐに効果を実感したと大野氏は語る。「『ACELINK NX-CE 販売』に用意されている担当者別や商品別など項目を選ぶだけで、すぐに分析が可能になり、半日作業が一瞬で完了。さらに、出てきた数値に手を加えることも簡単です」。「以前は作業に追われていましたが、今ではこちらが言う前に、とても見やすい資料が当たり前のように揃っていてとても助かっています」と後藤氏は目を細める。

今後の展望

業務を改善し理想の組織の実現へ 今回のシステム導入は“生きた投資”

「いまは人手不足で生産性向上がキーワードです。私たちはそれをアドバイスする事務所ですから、自らの業務の効率化も必要なことです。特に経理業務自体はお金を直接生み出しませんから、時間を短縮し、必要な業務に時間を当てていく取り組みを推し進めなければなりません。このきっかけとなる今回のシステム導入は“生きた投資”だと考えています」と後藤氏は語る。

経理を深く掘り下げることも大事だが、経理の業務が圧縮されて生まれた時間を、会社全体を見渡して自分ができることを探して行動することも期待される。大野氏は「担当は経理ですが、所属は事務所のブランディングを担う管理部門ですので、そちらにもっと携わっていきたい」と語る。

MJSの「ACELINK NX-CE 販売」は、単なる経理関連のシステムではなく、基幹的なシステムの一翼を担っている。後藤氏は「業務の改善を推進して、無駄を圧縮し、会社の理想像を実現していくエンジンだといえます。会社発展のきっかけにもなりました」と、高く評価する。

導入事例で紹介されている製品・サービス・シリーズ

中小企業向け
ACELINK NX-CE

中小企業向け業務パッケージ

エースリンク エヌエックス シーイー

電子帳簿保存法対応

インボイス制度対応

経理処理の合理化と会計事務所とのスムーズな連携で、財務状況を正確に把握する。

経理処理の合理化をサポートし、システム化による業務全体の効率化を実現し、業務改善を支援。複数の担当者での同時操作も可能です。

  • 財務・会計
  • 税務
  • 給与
  • 販売管理
  • 資産管理
  • オンプレ/IaaS

ユーザーボイス

スタッフ 大野 玲子氏

スタッフ
大野 玲子氏

「使いやすさ」への声

1.販売管理と財務システムの連動でとても助かっています

販売管理とは別に、財務システム上で毎月1,000件以上の仕訳をすべて手入力する必要がありました。様々な業務と並行しながらの作業になるので、すべて終えるまでに3日ほどかかっていましたが、システム連動した今では、ボタンひとつです。大幅な時間短縮はもちろんですが、チェック無しで正確なデータが登録されるのが最大の魅力ですね。

2.豊富な分析機能とサポートが導入の決め手でした

今回、いくつかのシステムを検討しましたが、分析機能が私たちのニーズに合致していたのは「ACELINK NX-CE 販売」だけでした。さらに導入サポートのお話を聞いて、システムに詳しくない私にとってとても心強いと思ったことが最大の決め手でした。

所長・税理士・行政書士 医業経営コンサルタント
野田 昇宏 氏(中央)
税理士 石井 行太 氏(左)
システムプランニング担当 山下 智弘 氏(右)

紹介元である顧問税理士

現会長である野田 尚武氏が昭和50年9月に創業。平成17年に現所長である野田 昇宏氏に事業継承。多くの優良企業をサポートしており、2018年は4社のIT導入補助金の交付申請を支援。

20年以上前に、「いずれ税理士事務所はシステムをアドバイスできるコンサルティングができなければならなくなる」という先代の考えのもと株式会社野田システムプランニングを設立。システムインテグレーションの経験を積んだ所長の弟、野田 浩仁氏と山下 智弘氏を中心に事業を展開している。

山下氏は「今後はクラウドがキーワード。自動仕訳の技術も確立されていくので期待しています」と未来を見据えている。

野田税理士事務所

所在地 福岡市中央区薬院4-1-27 薬院大通センタービル3F
会長 野田 尚武
所長 野田 昇宏
創業 1975年9月1日
構成人員 税理士6名、職員17名
ホームページ http://nodaj.com/
導入システム ACELINK NX-Pro
関連会社 株式会社野田システムプランニング

導入事務所様のご紹介

社会保険労務士法人 後藤労務管理事務所 様

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人事労務を通じて強い組織作りを強力にサポート

“法律に強い労務管理”を掲げて平成13年4月に創業。人と組織のパフォーマンス向上を支援することを目的に、人事・労務管理を通して業績や業務効率を継続的に生み出しつづけ、多くの企業から高評を得る。平成30年1月に法人化し、現在、総合事務所として400社以上の企業をサポート。より一層の専門性を高め、クライアント企業に寄り添い続けていく構えだ。

所在地 810-0005 福岡県福岡市中央区清川1-9-19 渡辺通南ビル5F
代表者 特定社会保険労務士 後藤 昭文
設立 2001年4月
構成人員 22名
主な業務 社会保険労務士事務所、人事・労務管理のサポート、
労使トラブル・行政調査の対応、コンサルティングほか
URL https://g-office.or.jp/
導入システム ACELINK NX-CE 販売(販売管理のみ)
  • 本事例の掲載内容は取材当時のものです。

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