導入事例

税理士法人近代経営&Kinkei Farm 様

2016年3月22日

税務申告業務を強力にサポート
機動力のあるシステムで複数拠点の運用も可能に

システムによるチェックで精度が向上、マイナンバー管理の基盤も構築

税理士法人近代経営&Kinkei Farm 様

税理士等の有資格者と合格者10名 従業員325名

税務会計、相続継承、医療介護、保険対策、NPO支援、社員教育 など

Before:導入前の課題
  • スタンドアロンでのシステム運用で多くの手間と時間が必要に
  • 各部門で入力できる基盤への刷新を希望

After:導入後の効果

  • スムーズな電子申告が可能になり工数削減に大きく貢献
  • 給与業務など顧問先へのサポートが充実
会計事務所向け
ACELINK NX-Pro

会計事務所向けERP

エースリンク エヌエックスプロ

電子帳簿保存法対応

インボイス制度対応

MJSのノウハウを集結した会計事務所の為の高品質な統合業務パッケージ

会計事務所と顧問先の情報を一元管理して、顧問先の満足度をより高めるためのプロフェッショナルな価値を創造する会計事務所ERPを実現。

  • ERP
  • 財務・会計
  • 税務
  • 給与
  • 事務所管理
  • 資産管理
  • オンプレ/IaaS
導入の背景

スタンドアロンの仕組みからの刷新

1981年に栗谷会計事務所として起業し、九州や沖縄など中心に地元密着型で税務会計業務やNPO支援、相続承継など顧問先の課題に応えるためコンサルティング活動を手がけている税理士法人近代経営&Kinkei Farm。現代表社員税理士である福島賢一先生は迅速・正確・丁寧な対応をモットーに、医療系を中心に福祉や農林水産分野、建設業などさまざまな顧問先に対してビジネス支援を行っている。毎日早朝に行われている勉強会では税務のみならず、労務や経営、医療関係まで幅広い“学び”を提供するなど、職員教育にも積極的。顧問先に対しては相続など要望の多い分野でのセミナーを開催し、外部への情報発信も積極的に行っている。

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税理士法人近代経営&Kinkei Farm
システム事業部 部長
仲村 匤見 氏

そんな同事務所が税務申告業務パッケージの入れ替えを行ったのが今から20年以上前、5インチフロッピーを使ったスタンドアロンでの仕組みを利用していた時代にまでさかのぼる。

導入のポイント

業務負荷軽減につながるネットワーク活用を評価

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当時は、フロッピーディスクに情報をバックアップすることで税務処理を行うスタンドアロンの仕組みだったこともあり、作業には多くの時間と手間が発生していた。そこで、仕組みが老朽化した段階で新たなやり方を模索することになり、その当時からネットワークで情報共有が可能なミロク情報サービス(以下、MJS)の業務パッケージに白羽の矢が立ったという。「以前は顧問先ごとに情報をフロッピーで保管せざるを得ず、申告処理が行える端末が限られていたことで交代しながら入力作業をしていたと聞いています。業務負荷が多い状況が続いていたようです」と語るのはシステム事業部 部長 中村匤見氏だ。

実は、同じころに熊本で台風被害の影響があったことで、基盤の見直しを行うタイミングを迎えていたことも刷新の大きなきっかけだったという。そこで複数パッケージを検討する過程でネットワークでの利用が可能なMJSが選択されることに。その結果、スタンドアロンの専用機で職員が交代しながら作業していた環境から、各部署に端末を設置して利用できる環境へと刷新することができた。各部署で利用することを想定し、同時接続ライセンスなど柔軟な価格体系もMJSが評価されたポイント。最終的には、同事務所の税務申告業務の基盤としてMJSのソリューションが導入されることになり、現在は統合業務パッケージ「ACELINK NX-Pro」へと進化を遂げている。

導入の効果

税務申告業務を中心に顧問先を強力に支援

現在は、熊本の事務所に設置されているサーバー上で「ACELINK NX-Pro」が稼働しており、100を超える事務所の各端末からアクセス可能な環境が整えられている。福岡の事務所で行われる処理も熊本とVPN回線経由で接続されており、税務申告データも熊本に集約されるような環境が整っている。具体的には、法人税申告や減価償却、相続関係業務、給与や年末調整、個人の所得税申告など税務申告業務全般に「ACELINK NX-Pro」を活用している状況だ。

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他にも日々の業務内容が管理できる業務日報機能も導入しているが、「いずれは、請求管理までひもづけ、工程管理などに役立てながら、顧問先ごとに工数を把握できるようにしたい」と中村氏。また、マイナンバー情報を安全に管理するためのソリューション「MJSマイナンバー」を導入し、すでにマイナンバー管理のための基盤を作り上げている。「顧問先の環境が整った段階で運用をスタートさせていく」と中村氏は語る。

顧問先の支援については、MJSの「iCompassNX給与Plus」を顧問先に紹介し、データセンター上で情報共有しながら月次の給与計算や年末調整に対するサポートを行っている。「データセンター上で手軽に情報共有でき、年末調整まで一気に行うことが可能です。利便性が向上したことで給与に関する業務工数の削減に貢献しています」と中村氏は評価する。

使い勝手については「以前に比べて体感速度が良くなり、安定して動いているという印象です」と高評価だ。中でも、給与や減価償却、消費税などが申告の仕組みと柔軟に連携しており、そのまま申告書作成作業を行うことが可能な点を評価しているという。MJSのサポートについても、サポートセンターからリモートで直接システム内に入り込んで不明点などについての助言を与えてくれる点を高く評価している。「例えばバージョンアップなどが行われた際には、どこに必要な機能が移動したのかわからないケースも出てきます。そんな時には、言葉で伝えてもらうよりも、直接リモート接続してどこにあるのか教えてくれるほうが安心ですし確実です。われわれの環境についてはもちろんですが、遠方に出掛けていて顧問先から問い合わせに対応できない時などは、われわれに代わってリモートでサポートしてくれるといったことも。手厚く支援いただいて感謝しています」と中村氏。

システムが持っているチェック機能も便利で欠かせないと中村氏は力説する。「申告書入力をしている際に、数字が入るはずのところが入力できないことが以前ありました。よくよく調べてみると、税法に合致していないために入力できなくなっていることがわかったのです。万一誤った処理があればシステム側できちんとチェックが入るなど、入力内容の不備に気づかせてくれるのはとてもありがたい」(中村氏)。

今後の展望

さらなる省力化に向けた基盤作りにも取り組む

今後について中村氏は「熊本でも人材の確保が困難になってくる時代がやってきます。そんな折にも対応できるよう、事務所の業務を可能な限り省力化できるような仕組みを検討していきたいと考えています。顧問先の自計化も含め、さまざまな業務に役立つMJSのソリューションを、今後も大いに活用したい」と語る。また、会計処理から税務申告までをシームレスに行うようにするためには、会計部分の刷新も今後求められてくる。現場との折り合いがつけば、全体基盤を統一した環境に持っていきたいと中村氏。その1つの選択肢としてMJSも念頭に置いている状況だ。「まだ合理的でない業務も残っているため、顧問先の環境に合わせて省力化につなげていけるよう努力していきます」(中村氏)。

また、マイナンバーの管理を行う際には、セキュリティー対策のさらなる強化が求められるケースも。ログ管理を含めた内部統制の強化にも貢献する情報資産管理アプライアンス「SOXBOX NX」を含めたMJSのソリューションにも注目し、さらなる基盤強化を目指していきたいと今後について語っていただいた。

導入事例で紹介されている製品・サービス・シリーズ

会計事務所向け
ACELINK NX-Pro

会計事務所向けERP

エースリンク エヌエックスプロ

電子帳簿保存法対応

インボイス制度対応

MJSのノウハウを集結した会計事務所の為の高品質な統合業務パッケージ

会計事務所と顧問先の情報を一元管理して、顧問先の満足度をより高めるためのプロフェッショナルな価値を創造する会計事務所ERPを実現。

  • ERP
  • 財務・会計
  • 税務
  • 給与
  • 事務所管理
  • 資産管理
  • オンプレ/IaaS

ユーザーボイス

税理士法人近代経営&Kinkei Farm 主査 徳永 小百合 氏

税理士法人近代経営&Kinkei Farm
主査 徳永小百合 氏

「使いやすさ」への声

電子申告までの流れがスムーズ

ちょうど確定申告が先日終わったのですが、電子申告までの流れがスムーズでストレスなく業務を遂行することができて良かったです。以前であれば、法人税は法人税、消費税は消費税と個別に電子申告する必要がありましたが、今は一緒に電子申告作業ができるため、とても便利になっています。また、個別に動かしていた決算書や所得税などの仕組みも今は一緒に作業でき、大変使いやすいと感じています。

半分近くの工数削減を実現

1つの画面で処理できることが増え、法人税の申告などでも、一連の流れの中で減価償却も含めたすべての帳票が出力できるようになっています。それぞれ開いて帳票出力するといった手間が軽減され、待ち時間や画面の切り替え時間も大きく削減されました。感覚的には、電子申告業務だけを考えると“半分ぐらいの時間”で処理できるようになっていると思います。効率化という意味で大きく貢献してくれています。

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私のイチオシ機能&サービス

作業履歴から必要な情報に無駄なく簡単にアクセス

私が一番便利だと感じているのは、作業履歴から顧問先を選択して作業が再開できることです。顧問先は過去のものも含めて数千件管理されており、五十音順に並んでいるとはいえ探すのは手間がかかります。履歴をみれば、昨日の作業が一覧で確認でき、そこから顧問先を選択すればすぐに必要な情報にアクセスできます。無駄なく作業を開始できるなど、使い勝手に配慮されている点はとてもありがたいですね。

導入事務所様のご紹介

税理士法人近代経営&Kinkei Farm 様

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迅速・正確・丁寧な対応で幅広い顧問先をバックアップ

九州や沖縄などを中心に顧問先の税務会計業務支援を手がけるとともに、NPO支援や相続承継など税務以外にも多岐にわたる活動を行っている。モットーは、迅速・正確・丁寧な対応。ヘルスケア(医療・福祉)や基幹産業のアグリ(農林水産)、建設業経営専門コンサルティングなどさまざまな事業を展開している。総合的な企業支援のために海外に合弁会社を設立するなど、幅広い業界の顧問先を強力にバックアップするスペシャリスト&ヒューマニスト集団だ。

所在地

〈本社〉
〒861-8006 熊本県熊本市北区龍田3丁目32-18

〈福岡事務所〉
〒812-0029 福岡県福岡市博多区古門戸町2-4 KSコモンドビル3F

代表者 代表取締役社長 福島 賢一
設立 1981年1月
構成人員 税理士等の有資格者および合格者10名、従業員・税理士法人105名、その他グループ220名
主な業務

税務会計、相続継承、医療介護、保険対策、建設業支援、NPO支援、公益法人支援、社員教育

URL

http://www.kinkei-net.jp/

  • 本事例の掲載内容は取材当時のものです。

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