「攻めの経営」を実践、企業に求められるERPの最新機能

この記事は、アイティメディア株式会社の提供により、ITmediaにて取材・掲載された記事を一部内容を変えて掲載しています。

企業の成長を実現するには管理会計の実践と知的生産性の向上が必要だ。その管理会計の高度化を実現するのがERP。受け身ではない「攻めの経営」を可能にするERPの管理会計機能を紹介する。

会計CP事業本部営業推進部 企業システム企画グループ長部長 志牟田浩司

市場環境が急激に変化する中、中堅・中小企業では、この変化に柔軟に対応しながら競争力を高め、優位性を保持し、継続的な企業成長を目指していくことが重要となっている。しかし継続的に企業を成長させていくことは、そう簡単なことではない。

「例えば企業が少し成長すると、やがてその状態が当たり前になる。継続して成長していくためには、当たり前になった状態にとどまることなく、今より上の状態を常に目指していく必要がある。そしてこの継続的な企業成長を実現するために欠かせないのが、管理会計の実践と知的生産性の向上である」と指摘するのは、ミロク情報サービス 会計CP事業本部 営業推進部 企業システム企画グループ長 部長の志牟田浩司。

一方で、従来の中堅・中小企業向けERPパッケージは、管理会計や知的生産性の向上までをカバーできているものは少なく、現在の経営課題に対応できる新たなソリューションへのニーズが高まっていた。そこでミロク情報サービスでは「知の創出による継続的な企業成長」をコンセプトに、これまでのERPパッケージとは一線を画す機能を備えた、中堅・中小企業向けの最新ERPシステム「MJSLINK NX-I」を開発、2013年4月2日に販売開始した。

「当社は2002年からERPシステム『MJSLINKシリーズ』を販売展開している。今まで多くの中堅・中小企業に導入実績があり、各社から高い評価を得ている。今回のMJSLINK NX-Iは、同シリーズの最新版として5年ぶりにリリースする製品。前バージョンに比べて、合計200以上もの機能強化を図っており、『業務効率の向上』『安心・安全性の追求』『マネジメント力の向上』という3つのポイントから、“知の創出による継続的な企業成長”の実現を支援する」と、志牟田は説明する。

では、MJSLINK NX-Iは具体的にどのような機能を備えているのだろうか。「業務効率の向上」「安心・安全性の追求」「マネジメント力の向上」の3つのポイントに分けてMJSLINK NX-Iの特徴的な機能を紹介しよう。

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繰り返し発生する仕訳入力を自動化

「業務効率の向上」としては、作業負荷の掛かっていた定型業務を効率化して、知的業務にシフトするための機能を提供する。例えば新たに搭載した「定期自動仕訳機能」と「配賦機能」。定期自動仕訳機能は、繰り返し発生する仕訳入力を自動化する機能だ。これにより、リース料や不動産賃借料など定期的に計上される仕訳について、スケジュール、運用期間、休日区分などのパターン設定を行うことで、予定日に自動的に仕訳が登録されるようになる。

また配賦機能は、伝票入力時に配賦パターンを選択することで、配賦計算後の仕訳を自動作成する機能。管理会計を行う際に必要となる、きめ細かい配賦パターンをサポートしており、部門別・事業部別の損益把握や業績評価、プロダクト別の損益管理などが容易に行えるようになる。いずれの機能もこれまでは案件ごとに手入力が必要だった作業を自動化することで、業務効率の大幅な改善を実現している。

業務システムのデータからドラッグ&ドロップだけで簡単に帳票が作成できるフリーレイアウト帳票(帳票エディタ)も業務効率の向上に役立つ機能だ。これまで経営分析や業績把握のための帳票は「Microsoft Excel」などのツールに数値を入力して、一から作る必要があった。だがフリーレイアウト帳票を使えば、ドラッグ&ドロップでさまざまな帳票を容易に作成することが可能となる。

さらに業務効率の向上と合わせて知の創出を強力に支援する機能として、ナレッジツール「ワークボード」を実装している点も見逃せない。このワークボードでは、従来のカレンダーやスケジュールに代わって、コメント機能をベースに、スケジュール管理、ジョブ管理、掲示板、業務進捗、ナレッジ、アラームなどさまざまなタグを活用して情報を蓄積。それぞれの情報をワークボード上で共有することで、システム利用者である社員1人1人の知的生産性の向上を促進する。また、処理終了時に自動でコメント入力させることも可能となっている。これにより業務の進捗管理を行うとともに、その日の気付きや着想をメモしておくことで、担当者の成長を促し、ナレッジの共有を推進できる。

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予実との乖離を自動でチェック

2つ目のポイント「安心・安全性の追求」では、情報の信頼性向上およびBCP(事業継続計画)をサポートする機能を提供する。情報の信頼性向上としては、「乖離チェック機能」を搭載。この機能はあらかじめ登録しておいた乖離チェック条件に抵触する科目について、色付きでアラート表示するというもの。これにより、例えば「売り上げ計画と実績に大きな差が出ている」「予定よりも交通費や接待費を使いすぎている」「前年の実績を大幅に下回っている」など、経営判断に重要な指標を一目でチェックすることができる。

BCP対策についてはバックアップ機能を強化した。以前のバージョンでは自動でデータのバックアップを行うためには、外部のバックアップツールを利用する必要があったが、MJSLINK NX-Iではシステム内でスケジュールによる自動バックアップを実現した。「スケジュール設定して今期分の財務データだけを定期的にバックアップする」といった、きめ細かなバックアップも可能となった。

さらに同社が提供している「MJSセキュアストレージサービス」と連携し、インターネット経由でのデータバックアップにも対応。同サービスでは変更部分のみをバックアップする「差分バックアップ」方式により、バックアップのデータ転送時間を大幅に短縮できる他、バックアップデータ自体を圧縮することもできるため、データ容量を抑制できるという。また、安全性の高い外部データセンターに保管することで、地震や水害などの自然災害、火事や停電などの事故、さらにはシステム障害などの内部リスクを回避する手段としても有効活用できる。

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予実との乖離を自動でチェック

3つ目のポイント「マネジメント力の向上」では、管理会計に関わる各種機能の強化を行っている。中でも注目されるのが、新機能の「資金繰りシミュレーション機能」である。この機能では通常の業務データだけでなく、近未来的な会計予測を支援するために予定データも含めて資金繰りシミュレーションに反映することが可能となっている。例えば支払い予定や入金予定のデータを対象に資金繰りのシミュレーションを行うことで、将来のキャッシュフローまで自動的に把握することができる。さらに月次だけでなく日次でのシミュレーションも可能で、よりきめ細かい管理会計をサポートする。

なお、MJSLINK NX-Iでは、これまで紹介した「財務」の機能だけでなく、「給与」や「販売」など各種モジュールも用意している。

税制改正や会計制度の変更など、企業を取り巻く環境が目まぐるしく変化する中で、今後、企業の管理部門である財務・経理、人事・総務部門の役割はさらに重要性を増してくることは確実。そして継続的な企業成長の実現に向けて、単なるバックオフィス部門から情報発信部門へと変革し、知的生産性向上の推進役を担っていくことが期待される。MJSLINK NX-Iはこうした中堅・中小企業の業務改革にベストマッチするERPシステムといえるだろう。

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