導入事例

[導入事例]株式会社エノモト様

  • ユーザー数
  • 業種
  • 利用分野
  • 部分最適のシステムで経理部門の
    作業時間が膨大に
  • 手作業による処理で統制環境に不備
  • 拠点間の情報処理にタイムラグ
  • 全体最適化により作業時間を短縮
  • ワークフロー導入で統制環境の強化を実現
  • 未承認データのリアルタイム集計で
    タイムラグを解消

導入の背景 全体最適による工数削減と統制環境強化

 半導体チップを基盤に固定し、外部配線との接続を可能にする「リードフレーム」を製造、販売している株式会社エノモト様。省エネ効果で市場拡大が期待されているLED向けをはじめ、IC/トランジスタ用リードフレームや各種コネクタなど豊富な品揃えを武器に、技術力の高さと品質の良さを追求することで生みだされる高付加価値な部材を市場に送り出している。そんな同社が新たに取り組んだのが、ハード ウェアの更新時期を迎えた会計及び人事給与など基幹系システムの刷新プロジェクトだった。
「新たに検討したのが、全体最適を目指したERPパッケージの導入でした。以前は個別に最適化され た中でシステムがばらばらに稼働しており、手作業によるデータ連携などによって経理部門の作業工数が 膨大になっていたのです」と語るのは管理本部 経理部 経理課 課長の武井 勉氏だ。また、経費精算など に伴う承認作業がすべて紙で行われており、内部統制上の課題も指摘されていたという。そこで、複数拠点をオンラインで接続できる、新たな財務会計基盤としてインフラ整備を行うことになった。

導入のポイント 使いやすいワークフローが魅力

 システム選定過程で重視したのは、既存環境からスムーズに移行できることだったと武井氏は当時を 振り返る。「移行のしやすさは大きなポイントでした。そこで複数のERPパッケージを見比べましたが、当社にとってはオーバースペックなものや設定項目が複雑なものが多く、使いこなすには難しい面もありました」。

武井 氏

 様々な過程を経てミロク情報サービスのERPパッケージ・Galileopt(ガリレオプト)が選ばれることになるが、洗練されたインターフェースは他社よりもアドバンテージがあった。さらに、税制改正への迅速な対応をはじめ、定期的に開催される勉強会で新たな情報が入手できるなど、サポートの面でも信頼を 寄せていたという。
また、経理業務の工数軽減や統制環境の強化を行うためには、承認フローのシステム化が欠かせないと判断。Galileoptが現場になじみやすいワークフローを備えていたことも魅力の1つだったと武井氏。
「必要な機能がワンパッケージとして備わっており、全体最適の中で業務の効率化が実現できると考え たのです」。そこで、会計や人事給与、固定資産管理、債務など経理業務に欠かせない業務システムをすべて備え、統制環境強化に寄与するワーフクローを持つGalileoptが、エノモト様の財務会計基盤として採用されることになる。

導入のプロセス 3カ月で製品決定、スムーズな移行で稼働

今泉 氏

 2010年4月から選定を開始した同社は、わずか3カ月後の6月には製品を決定。その後、既存環境からの移行や経理部門のトレーニングを経て、10月から会計システムをまずは稼働させた。管理本部 経理 部 経理課に所属する今泉 早紀氏は「以前の環境からの慣れもありますが、操作性に優れているために、経理部門として特別な勉強会は行っていません。大きな問題もなくスムーズに移行することができまし た」と語る。
ただ、ワークフローで稟議申請を行うことは、現場にとっては初めての経験。そのため、経理部門が主導 で各工場や部門単位に勉強会を実施し、2011年1月から全拠点が利用できる稟議申請基盤としてワーク フローシステムを稼働させている。「初の試みだったため、慣れるまでには多少の時間がかかりました。それでも、入力内容をコピーする機能などデータエントリーを補助してくれる機能が備わっており、1度入力してしまえばその後はスムーズでした」(今泉氏)。

導入の効果 作業時間を大きく圧縮、証跡管理による統制強化

活用風景

 Galileoptを導入して1年にも満たない状況で、定量的な導入効果は早くも現れている。経理業務の効 率化については、手作業による現金出納が行われていた以前の状態に比べて、1/2程度にまで作業時間を圧縮することが可能となっており、月次処理も短縮に成功しているという。「作業効率が高まったこと で、今後対応が迫られるIFRS(国際財務報告基準)に関する情報収集など別の業務に時間を割くことができるようになりました」と武井氏。
また、ワークフローを導入したことで、例えば支払処理などの承認待ちの状態が事前に確認できるようになり、仕事のスケジュールが立てやすくなったと今泉氏はその利便性を高く評価している。さらに、本来であれば郵送で請求書が届いたあとに処理するものが、事前に各拠点でスキャンされた請求書の情報を ベースに処理の前倒しも可能となり、作業の迅速化に大きく貢献しているという。「請求書の処理もそう ですが、例えば決算に関連した処理が未承認の状態であっても、承認済みの数字と未承認の数字を分けて決算に反映できる機能が備わっています。承認処理を待たずに概算の決算数字が把握できます」。
他にも、ワークフローによって承認履歴がログとして残せるようになり、統制環境の強化に一役買っていることも大きな評価のポイントに挙げている。「内部統制の観点から、以前は紙による証跡チェックを行っていました。そのため、チェックした紙をすべて保管しなければならず、そのスペースも余分に必要でした。現在は、システム上でチェックすることで証跡がログとして残るようになっています」と武井氏は満足げだ。
さらに、経営的な観点からもワークフロー導入の効果は見逃せない。業務に関する様々な稟議申請が ワークフローを通じて実施されていることで、起案状況のリアルタイムな可視化が可能になった。現場の動きを経営層が把握しやすい環境が整っているという。

今後の展望 ワークフロー適用拡大と管理会計の充実を目指す

 今後の展望について武井氏は、ワークフローを全社的な基盤としてさらに強化したいと語る。「現在は稟議書や申請書をはじめ、例えば工場で発生する修理依頼などもGalileoptのワークフローを利用しています。今後は購買を含めたすべての文書をワークフローにのせて管理してきたい」。  また、集められた情報を柔軟に活用できるよう、詳細な会計情報の共有を積極的に行っていきたいと 武井氏。「権限による閲覧制御は統制上必要ですが、所属している部署の数字は確認できるようにし たいと考えています。また、経費を入力する際には、摘要欄に購入した商品名などを詳細に記載してもら うようにしています。このデータを開示してあげることで、経費の予実管理などが部署ごとに行えるようにしたい」と管理会計の強化も図っていく方針だ。
Galileoptの活用シーンがさらに広がっていくことが期待されている。

UserVOICE「使いやすさ」への声

平井 氏

株式会社 エノモト
管理本部 経理部
経理課
平井 めぐみ 氏

精算状況の問い合わせがゼロに
以前は紙で経費精算を行っていたため、事務処理がどこまでいっているのか、担当者の方から確認の電話が入ることも少なくありませんでした。 今は、承認状況が現場の方でも簡単に確認できるようになっています。ステータスが可視化できたおかげで、問い合わせへの対応業務を効率化することができています。
認識のズレを摘要で吸収
勘定科目に対する考え方が各拠点にいる担当者ごとに若干異なっている部分があり、本社側で仕訳をする際に確認作業が必要な場面も。今は、摘要にきちんと明細を入れることが可能となっており、仕訳に対する認識のズレを吸収できるようになりました。
システム構成図

導入企業様ご紹介

株式会社エノモト様
  • ●所在地

    〒409-0198
    山梨県上野原市上野原8154-19

  • ●代表者

    代表取締役社長 榎本正昭

  • ●設立

    1967年4月設立
    2004年12月JASDAQ上場

  • ●社員数

    568名(2010年12月31日現在)

  • ●主な業務

    各種半導体用部品及び電子部品製造/
    各種精密金型・自動機械装置等の開発、設計、製作

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さらなる技術革新で、新たな価値を創造します。

1962年の創業以来、心技一体「どんなに技術が進歩しようとも、心なくしては、決してお客様を満足させる商品は生み出せない」を社是とし、多くのプレス加工に関する新技術を開発し、打ち抜き加工・曲げ加工・モールド加工等広範囲の金型技術を確立し、国内外のユーザーより高い評価を得ています。

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