導入事例

[導入事例]株式会社ミルボン様

  • ユーザー数
  • 業種
  • 利用分野
  • 手作業による管理帳票づくりで
    業務の負荷が増大
  • 外貨管理のシステム化など
    業務改善が必要
  • データ連携による分析基盤整備で
    情報活用が以前よりも活発に
  • BPRの推進により
    経営層への提言も可能に

導入の背景 各システム刷新の過程でデータ連携を強化

 「美しさを拓く Find Your Beauty」をブランドスローガンに据え、ヘアデザイナーを通じて美しい髪を創る分野に絞り込んだ事業を展開している株式会社ミルボン。サロン専用のヘアケア用剤や染毛剤などの提供のみならず、“美容技術や情報・ノウハウ提供を行うことで美容室をサポートするフィールドパーソン戦略”や、ヘアデザイナーと協働しながら商品開発を行うTAC製品開発システムなど独自の戦略で事業を拡大している。
 2015年度より中期5カ年事業構想をスタートさせた同社は、基盤となる国内事業の展開のみならず、海外における事業を本格化させることで「世界のプロフェッショナル市場においてアジアNO.1、世界ベスト5入り」を中期ビジョンに掲げている。また、BtoBからBtoBtoCも意識したマーケティング戦略へと大きく舵を切っており、ミルボンブランドの認知を高めていくための活動にも余念がない。
 そんな同社では、これまで個別に稼働させてきた販売管理をはじめとした各業務システムの刷新を図る中でデータ連携を実施し、管理会計を充実させていくことを計画。その過程で、新たに財務会計システムの刷新を図るプロジェクトをスタートさせた。

導入のポイント 使い勝手の良さと業務を理解した提案内容が魅力

経営戦略部 経営企画グループ 財務戦略室 マネージャー 岡本 征彦 氏

 今回財務会計システムを刷新するにあたっては、「データ連携によってBIに情報を集め、経理部門のみならず営業部門も含めてデータ活用できるようにすることが大きなテーマの1つだ」と語るのは、経営戦略部 経営企画グループ 財務戦略室 マネージャー 岡本 征彦氏だ。「代理店別の損益や経費を含めた自部門の損益を見てもらえるようにするなど、データ活用しやすい環境を整えたいと考えたのです」。また、アジアを中心としたグローバル展開において必要な、外貨管理に関するシステムも新たに導入することを検討。「海外拠点には駐在事務所も多く、日本でサポートする必要がありますが、従来は表計算を使って外貨管理を行ってきました。この外貨管理を財務会計システム上で行えるようにするなどBPRを推進することで業務を改善し、運用負荷の軽減を図ることも念頭に置いたのです」。これまで経理部門が作成していたさまざまな帳票作成の手間を減らし、経理部門として経営に提案、提言できるような情報提供基盤の構築も新たに目指したという。

管理部 財務・広報グループ 財務課 マネージャー 加藤 正昭 氏

 そこで新たな基盤づくりの過程で同社の目に留まったのが、ミロク情報サービス(以下、MJS)が提供する中堅企業向けERP「Galileopt NX-I」だった。現場の意見も聞きながら検討を重ねた結果、「機能が充実しているのはもちろん、使い勝手の良さという点でも、この上ないものだった」と岡本氏は評価する。また、それに加えて大きかったのは、同社の業務まで深く理解した上での提案力だったという。「こちらが出した要望に対して、具体的な提案がいただけた。とてもありがたかったです。導入を進めていく上で、大きな安心感がありました」。こうしたことがポイントとなり、「Galileopt NX-I」の導入が決定した。

導入の効果 分析基盤の整備とBPR 推進で提言できる組織へ

経営戦略部 経営企画グループ 財務戦略室 マネージャー 岡崎 鉄夫 氏

 現在は、パブリッククラウド上のIaaS基盤で「Galileopt NX-I」を動かす計画となっており、総務や経理など合わせて50名あまりが入出金管理や支払管理、債権管理などさまざまな業務に活用する予定だ。日々の運用はWebエントリーによる仕訳の分散入力が行われ、申請承認のワークフローが動くことで、締め日からわずか1日で月次の決算が終わるような迅速なフローを構築している。
 また、今回刷新した販売管理システムやWeb上の経費精算システムなどとも連携し、SQL Serverをハブとしてデータ連携を行っている。SQL Serverは分析用のBI基盤としても活用され、各部門が情報活用できるような基盤づくりを推し進めている状況だ。「現場主義の文化が根づいている当社では、現場ごとに最適なものを導入するのが基本的なやり方です。それらをうまく連携させていけるような仕組みを作り上げていくつもりです」と経営戦略部 情報企画グループ 情報企画室 マネージャー 岡崎 鉄夫氏は基盤づくりの方向性について語る。
 なお、事業のグローバル化にともなって海外子会社へのシステム展開も一部進めているが、現地の特性に応じて最適化されたシステムを展開するだけではない。例えばタイにある海外製造子会社では東洋ビジネスエンジニアリング株式会社が提供するグローバルERP「A.S.I.A.」で会計システム構築し、生産・原価管理システムとして「MCFrame」を導入するなど、日本主導でシステム化が進められるケースもあるという。
 現在はシステム展開を進めている状況だが、システムを刷新するタイミングで業務におけるBPRが積極的に進められている。表計算アドイン機能を利用して経営層向けの帳票作成が簡易に行えるような仕組みを導入するだけでなく、従来表計算で行ってきた外貨管理も「Galileopt NX-I」で管理できるようにするなど、業務改善に向けた環境づくりを行っている状況だ。「外貨の管理では為替換算する際にも手間がかかっていましたが、これからは瞬時に処理を終わらせることができる」と管理部 財務・広報グループ 財務課 マネージャー 加藤 正昭氏は新たな仕組みに期待を寄せている。また、現在はグローバルも含めて決算期の統一を目指しており、その段階でも経理部門の人員を増やさずとも対応できるよう業務改善は常に繰り返し行われているという。「固定資産における一括少額資産のシステム化や勘定科目補助の共通化など、小さいながらも業務改善につながる活動を続けています」と岡本氏。これらBPRの活動にもMJSのソリューションが大いに役立っていると評価する。そのことで時間が確保できるようになり、各指標の分析や提案に時間をかけることが可能になった点も高く評価できるポイントだと岡本氏。「経理部門から経営層への提言などが可能になるなど、戦略的なことに時間が割けるようになります」。
 MJSに対しては、営業対応やセミナーを通じての情報提供など、手厚いサポートに満足していると加藤氏は評価する。また岡本氏は「現場からの要望に対して、すぐにできることと新たな基盤構築後に実現できることを切り分けてもらい、できることからすぐに対応いただけました。一緒になって改善してもらえるというのは、これからツールを使い続ける側としては安心できる対応です」と評価している。

今後の展望 管理会計のさらなる充実とグローバルな情報管理へ

 今後について岡本氏は、「経理部門主導の分析はMJSのBIを使い、外部システムと連携させて情報分析する際にはSQL ServerのBIを使うなど、上手に使い分けながら管理会計のさらなる充実を図っていきたい」と語る。さまざまなセグメント情報の提供は社内のIR部門からの要望もあり、現状はスキルの高い限られた人しかデータ抽出が行えない。今後は誰でも必要な情報にアクセスできるような分析基盤を構築していく予定だ。
 また、グローバルで一元的に情報が可視化できる仕組みも検討しており、将来的には「A.S.I.A.」が持つデータを「Galileopt NX-I」内に取り込み、海外の状況が可視化できるような仕組みへの展開にも期待を寄せている。「現状はそれぞれのエリアで作成される表計算の情報を開いて手動で取り込み、手作業で帳票を作成しています。これが自動的に最新の情報にアクセスでき、必要な帳票が自動生成できるような仕組みになればと考えています」と岡本氏に今後について語っていただいた。

システム構成図

導入企業様ご紹介

株式会社ミルボン様
  • ●所在地

    〒534-0015
    大阪府大阪市都島区善源寺町2-3-35

  • ●代表者

    代表取締役社長 佐藤 龍二

  • ●設立

    1960年7月

  • ●社員数

    579名
    ※2015年12月20日現在

  • ●主な業務

    ヘアカラー剤、ヘアスタイリング剤、パーマ剤、シャンプー、リンス、ヘアトリートメント、薬用発毛促進剤、パーマ用器具類の製造および販売(国内・輸出)など

  • ●ホームページ

    http://www.milbon.co.jp/

導入企業様ワンポイントPR
美しさを拓くFind Your Beauty

すべては、女性が美しく生きるために。私たちは、一人ひとりの女性に、自分らしさ、心の豊かさ、人生の彩りを価値にして届けます。ヘアデザイナーと向き合い、ともに教え育み、今を超えようと、磨き上げた結晶から、生まれ落ちる美しさ。それは、私たちだけが創れる確かな価値。女性が美しい髪を自信に、新しい世界にはばたけるよう、私たちは、今ここにない未来を創り続けます。

MJS業務提携企業様のご紹介

東洋ビジネスエンジニアリング
株式会社(B-EN-G)
東洋ビジネスエンジニアリング株式会社(B-EN-G)
企業経営および情報通信システムのコンサルティングやシステム開発を通じて「ものづくり日本」をITで支援。日本初のSAPパートナーとしてERPビジネスを強力に推進しながら、自社開発した製造業向けグローバルSCMパッケージ「MCFrame」や世界各地で利用可能な多言語/多通貨/多基準管理を備えた会計パッケージ「A.S.I.A.」などのライセンス販売を通じて、海外への事業展開を目指す企業をサポートしている。
MJSと同社は、海外展開する日本企業向けERP連携ソリューションの拡充を目指して、2016年7月1日より相互販売を開始。

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