内容
税理士業務に対する要求が変化している現在、相続税に対する税理士の責任も変化しています。
そのような中で、相続税の調査における納税者側や税理士がとるべき対応は他の税目とは異なるのか、相続税独特の注意点はあるのかを、調査担当者側の視点も含めて解説するものです。
また、申告書の作成方法を中心にした税理士が心得ておくべき点について勉強する研修です。遺産分割など対相続人に関わる事項については、その基本について勉強します。
I.相続税調査に対する対応
1.相続税調査の着眼点を知る
2.相続税調査対象事案の選定方法を知る
3.相続税調査の準備調査を知る
4.相続税調査の連絡を受けた場合の対応と調査の意味
(1)調査連絡を受けた際の調整
(2)調査開始時間の意味・目的
(3)被相続人に関する質問の意味
(4)相続人についての質問の意味
(5)書類提出の求め方の意味
(6)相続人の財産についてまで質問、調査する意味
(7)現況調査の意味と対応
(8)トイレと現況調査
(9)贈与と貸付金
Ⅱ.相続税申告書の作り方
1.準備の重要性
2.作業の並行性
3.先手必勝か手の内秘匿か
4.説明文、メモの活用
5.預貯金・証券類の異動明細表の活用
6.添付資料の範囲
7.申告書・添付資料の編綴方法
8.緊急避難的申告書の提出
9.申告書提出に当たっての説明責任
10.申告書提出後の管理事項
Ⅲ.遺産分割や相続人とのかかわり方の基本