導入事例

[導入事例]大信精機株式会社 様

  • ユーザー数
  • 業種
  • 利用分野
  • 採算分析に時間がかかり関係部門に
    タイムリーに情報を返せない
  • 報告するだけの経理から
    情報を発信する経理へ
  • IFRS対応が急務に
  • 作業時間を大幅削減し
    月次決算を5日から2日へ短縮
  • 自動仕訳よる仕訳ゼロ化で
    業務効率化を達成
  • 採算分析が容易に

導入の背景 根拠となる数値特定が迅速にできる基盤作り

 自動車の要となるエンジン部品の設計から製造までの一貫生産と精密で高度な切削技術を併せ持つ大信精機株式会社。デンソーグループの一員である同社は、クリーンディーゼルエンジンに欠かせない燃料噴射システムの主要部品であるコモンレールに関する海外生産拠点の“マザー工場”として位置づけられており、同時に工場の生産ラインで活躍する工機設備の開発も手掛けるなど、自動車業界を中心に日本のもの作りを強力に下支えしている企業だ。
 そんな同社では、以前からパッケージ化された会計システムを利用してきたが、基幹システムで管理されている売り上げや製造原価などさまざまなデータが合算された状態でしか管理されていなかった。「例えば、ある月の原価が高騰していれば、その原因を知りたいと思うのは当然。しかしこれまでは、システムから電子伝票にまでドリルダウンできる状態ではなく、基幹内の調達システムで情報を探したり、紙の伝票を探したりする必要があり、根拠を提示するまでに数時間を要する場面もあった」と経営企画部 経理室 主務 岸田 賢典氏は当時を振り返る。

導入のポイント BI機能による情報分析とIFRS対応が決め手に

相木 氏

 実は、業務の効率化という視点だけでなく、経理部門としての変革も合わせて実現することをめざしたと岸田氏は説明する。「今回のシステム刷新は“発信型経理”に向けた取り組みの一環です。単に決算数字を作成して報告するだけの経理から、数値の意味するものを分析することで各部門に提案、助言できるような体制作りをめざしています」。しかし、実際に数値の分析を行うためには、以前は表計算への展開が余儀なくされ、多くの時間が費やされていたという。
 そこで新たな基盤作りのためにセミナーや展示会などで情報を収集。その過程で同社の目に留まったのが、ミロク情報サービス(以下、MJS)が提供する中堅企業向けERPパッケージ「Galileopt NX-I」だった。「BI機能が備わり、情報分析が容易なのが大きなポイントです」と語るのは同室 主務 相木 康男氏だ。また、「Galileopt NX-I」であれば、各部門で入力した情報をそのまま会計に取り込むことで、自動仕訳が可能な仕組みが構築できる点も評価したという。「柔軟なインターフェースによって外部との連携と、それを可能にする技術力も高く評価しました」と相木氏。MJSについては「税務に詳しいシステム屋さんという印象です。エンジニアであっても業務のことがしっかりわかっている部分は大きい」とその選択ポイントを分析する。
 他にも大きな選択のポイントがある。それはIFRSへの対応だ。「親会社にはIFRSの決算データを渡す必要があります。単体決算とIFRS用(子会社用)のデータ、双方に対応できる仕組みが必要でした」と相木氏。「Galileopt NX-I」であれば、1つの処理で単体決算とIFRS用(子会社用)のデータが併存した形で出力、管理できるようになり、二重入力など非効率な作業の撲滅とミスの軽減を可能にする仕組みが構築できると判断。結果として、「Galileopt NX-I」が同社の財務会計の仕組みを支える強力な基盤として採用されることになった。

導入の効果 手作業での仕訳ゼロ化 決算業務の早期化を実現

岸田 氏

 現状は「Galileopt NX-I」をベースに、親会社との間でやり取りされる各種データや各部門が作成した帳票データを取り込むことで会計への自動仕訳が可能となっており、手作業での仕訳ゼロ化を実現している。「紙の請求書などが発生した場合は仕入伝票を起票しますが、実際には表計算ベースで伝票を作成し、そのまま Galileopt NX-I にインポートすることが可能で、手作業での仕訳は皆無に等しい」と相木氏は力説する。以前は基幹システムを通じて仕訳に必要なすべてのデータを会計側に流していたが、今は「Galileopt NX-I」と業務システムが直接連携するものも増えている状況だ。
 各部門が求める管理帳票は定型で抽出できるようになっており、部門別や事業部別、製造ライン別など角度を変えて提出できるように準備されている。「数値の根拠を提示するのに数時間を要していましたが、今では電子伝票まですぐにドリルダウン可能です」と相木氏は評価する。また、定型帳票以外に必要なものについては、必要な関数を表計算に埋め込んでおくだけで毎月見たい情報が簡単に抽出できるよう表計算連携が行われている。「上司が変わると見たい角度や情報が変わってきます。それらに柔軟に対応できるのは大変ありがたい」と岸田氏。
 自動仕訳と管理帳票作成の手間が軽減できたことで、以前の半分程度の日数で月次の締めが可能となり、決算の早期化にも大きく貢献。「月次決算が終わって報告資料を作るまでに、通常は最低でも5日程度かかっていましたが、今は2日程度で実現できるようになっています」と高く評価する。
 実は同社では、およそ200を超える部門コードに全社共通の配賦処理を実施しており、パターンは1,000を超えるほど。導入当時は8時間あまりを要していた配賦処理が、今では30分あまりで処理できるよう最適化されている。「システムの見直しはもちろん、SSD(Solid State Drive/HDDの代わりになる記憶装置)への切り替えやチューニング処理で大きく時間削減が可能になりました。MJSの高度なインテグレーション力は高く評価する部分です。細部にわたって対応いただき感謝しています」と岸田氏は語る。
 なお、MJSが主催する研修やセミナーについても期待を寄せており「経理業務に関連したものだけでなく、業務効率化に役立つセミナーの開催などさまざまなことが学べる機会を作っていただいています。発信型の経理に向けて、さまざまなことが学べるのはありがたい」と相木氏は評価する。

今後の展望 予実管理や個別原価管理など機能拡張をめざす

仕事風景

 今後について相木氏は「今は固定資産管理について実装を進めていますが、経理部門としての予実管理や個別原価管理などにも積極的に挑戦したい」と語る。また、現状は必要な管理帳票を表計算形式のフォーマットで各部門に配布しているが、社内ポータルなどに自動で表示できるような連携も行っていきたいという。「月次の処理が完了した時点で、グラフなどの形に加工された状態でポータルに表出させ、必要な人が見に行けるような形にしたい」と岸田氏。
 他にも、現状は紙による決算の承認が行われているが、「Galileopt NX-I」のワークフロー機能を使ってシステム化することでペーパーレス化を進めていきたいと岸田氏。「電子帳簿保存法の改正への対応も視野に入れながら、可能な限りペーパーレス化を推進していきたい」。そのための提案についても期待していると岸田氏に今後について語っていただいた。

User's VOICE「使いやすさ」への声

岸田 氏
使いやすい機能が備わっている
同時に複数画面で作業できるため、決算書を出しながら元帳を表示するなど、使いやすいように作られている点はとても評価できます。画面も直感的で、年に数回程度しか見ない人でも、どこに何が記載されているのかすぐに把握できます。ユーザー教育があまり必要でないということは大きなポイントです。
優れたエンジニアに感謝
われわれ独自にアレンジしている部分は当然ありますが、困ったことがあればエンジニアの方がすぐに動いてくれます。親身になってサポートしていただき、とても助かっています。やはりエンジニアの方でも業務に詳しいのは頼もしい限りです。
システム構成図

導入企業様ご紹介

大信精機株式会社
  • ●所在地

    〒479-8511
    愛知県常滑市久米字御林200番地

  • ●代表者

    取締役社長 鹿村 秋男

  • ●設立

    1960年12月9日

  • ●社員数

    656人(2015年3月現在)

  • ●主な業務

    自動車燃料噴射系部品および自動車空気制御系部品の製造
    生産設備の開発、設計、製造

導入企業様ワンポイントPR
たゆまぬ努力で高度なモノづくりを実現

経営理念は「提案 挑戦 未来」。1960年の設立以来、製造の原点である「モノづくりにこだわる」という姿勢のもと、さまざまなチャレンジを続けてきた。半世紀という歴史の中で、“高度なモノづくり”を通して社会に貢献。“世界のデンソー”の一翼を担う企業として社員全員が高い志を持ち、たゆまぬ努力を続けている。

マイナンバー

メンタルヘルス

中小企業投資促進税制

消費税改正

社会福祉法人新会計基準

IFRS国際会計基準

改正労働基準法

goodwillPLUS

このページの先頭へ▲