導入事例
税理士法人アズール 様
2025年6月27日

(写真左から石川氏・税理士 楠名氏)
名古屋・栄に拠点を構える税理士法人アズールは、専門性と柔軟性を兼ね備え、法人税・所得税・相続税などの税務業務に加え、医業支援、公益法人対応、組織再編といった高度な分野にも注力している。現在は東海エリアを中心に、多様な業種の企業や資産家の経営を幅広く支援している。
司法書士や社会保険労務士と連携しており、税務・法務・労務を一体化したワンストップ型の支援体制を構築している点が特徴。
本記事では、ミロク会計人会×MJS 共同企画「AI-OCR入力Wモニター(AI-OCR入力3カ月無償・業務用スキャナー機プレゼント)」に当選した税理士法人アズールの税理士 楠名氏、石川氏にACELINK NX-ProのAI-OCR入力機能を実際に利用した感想を聞いた。
AI-OCR入力で通帳入力時間は50%削減!
残高チェックができる点も効率化になっている。
導入の背景
興味はあったがモニターキャンペーンがきっかけに
今流行りのAI-OCRに興味がありました。
MJSがAI-OCR入力をリリースする前から興味がありMJS名古屋支社開催のAI-OCR入力セミナーで実機デモを見て、このスピード感なら導入効果がありそうとすぐスキャナーの購入とAI-OCR入力の利用を検討しました。
実は、MJS以外のAI-OCR機能も検討をしたことがありますが、初期費用が高くて導入を断念しました。今回、ミロク会計人会会員特典のモニターキャンペーンをきっかけにMJSのAI-OCR入力を実際に利用してみることにしたのです。
利用について
2時間かかっていた仕訳入力業務が1時間に!50%の時間削減!
通帳やクレジットカードの利用明細といった証憑は、主にAI-OCR入力で処理しています。
もともと『会計大将』には優れた機能が備わっており、領収書などは「仕訳コピー」機能を使った方が効率的だと感じています。
一方で、通帳やカード明細については、複数行を一括で仕訳化できる点に加え、通帳読み取り時の残高チェック機能により、残高のズレが発生しないという安心感があります。 この点が、入力作業の効率化に大きく貢献していると実感しています。

AI-OCR入力は対象を限定して活用
AI-OCR入力は記帳代行業務を請け負っている顧問先で利用しています。当事務所の顧問先の約3割が記帳代行をしていますが、その中で場面を限定して使っているケースが多いです。
便利になったという声が大きいですが、従量課金制であるため、顧問先を限定して使っています。
また先ほども申し上げましたが、「会計大将」の仕訳コピー機能を活用することで、入力業務の負担を大幅に軽減できるケースが多くあります。
仕訳コピー機能だけで対応可能な場面も多いため、すべての処理をAI-OCR入力に頼るのではなく、AI-OCR入力が有効に活用できる場面に限定して使用しています。
従量課金での利用について
価格については、読み取る機会の多い通帳が1行10円、1ページ約200円かかっていたところが、1ページ10円になったのでとてもありがたいです。
AI-OCR入力は対象を限定して利用していますので、現時点では必ずしも定額でなければとは思っていません。
今回のように会員限定で無償利用などの企画は今後も続けていただけたらありがたいです。
証憑は紙で預かることが多い
現在も紙でのやり取りが主流であり、データで受け取るケースは少ないのが実情です。
そのため、スキャン作業の負担を軽減するためにも、高性能なスキャナーを活用して効率化を図りたいと考えています。
AI-OCR入力を使うデメリット
データ容量への不安
データ容量の圧迫が不安です。
AI-OCR入力で証憑を読み取ると読み取った画像データも同時に保存されるためデータ容量を圧迫してしまいます。
利用量が増えるとハードの容量が足りなくなるのではと不安に思っています。
データを削除する機能も今後用意されるとのことですが、削除するタイミングも考えなくてはいけません。
ですが、MJS名古屋支社の担当者から証憑をパソコンなどのハードディスクではなくクラウドで保存する証憑ストレージサービスの提案を受けています。
実は、仕訳データに直接、証憑以外の画像データを添付できることを最近知りました。
AI-OCR入力で利用できない書類でも画像にして仕訳に添付しておくことで、決算など後から書類を簡単に確認できます。
その点からも証憑データは削除ではなく仕訳と連携したままクラウドに保存することを考えています。
今後の展望
これからはAI-OCR入力がなければ業務が終わらないと思う
今後も継続してAI-OCR入力を使い続けていきたいと思います。
一度利用するとその効果は実証済です。
いろいろな機能が追加されて利便性が良くなってきており使わないと業務が進まないと思っています。
AI-OCR入力については不満無し スキャナーの設定・活用に少し不安
AI-OCR入力については、現在の機能に満足しており、特に改善の要望はありません。
ただし、業務用スキャナーの設定に関しては不明点があり、十分に活用できていないのが現状です。 業務用スキャナーは両面読み取りなど多機能である一方、設定が複雑で、使いこなすのが難しいと感じています。AI-OCR入力はPDF形式であれば利用可能なため、操作に慣れている複合機を使う人が多いのも事実です。
操作方法のわかりやすい説明や、複数台のスキャナーを活用する具体的な事例などをご紹介いただければ、AI-OCR入力をより効果的に活用できると感じています。
導入事務所様のご紹介
専門性と多角的な視点で支えるワンストップ型税理士事務所
名古屋・栄の中心地、オアシス21から徒歩1分という好立地に事務所を構える税理士法人アズールは、開設以来、法人税・所得税・会計業務をはじめ、相続、医業支援、公益法人対応、組織再編など、幅広い分野に対応してきた。地域の中小企業や医療機関、資産家など多様な顧客層に対し、専門性の高いサービスを提供している。
また、司法書士や社会保険労務士と連携しており、税務・法務・労務を一体化したワンストップ型の支援体制を構築。経験豊富なベテランと柔軟な発想を持つ若手スタッフが連携し、顧客の課題に多角的な視点で寄り添いながら、信頼されるパートナーとして地域社会に貢献している。
税理士法人アズール
![]() |
|
所在地 |
〒461-0005 名古屋市東区東桜一丁目8番16号 ロータス東桜ビル |
---|---|
代表者 | 長谷川敏也 |
構成人数 | 職員数23名 |
主な業務 | 法人税・所得税・会計業務、相続および相続税に関するご相談、経営コンサルティング業務 |
URL | https://www.azuretax.jp/ |
- 本事例の掲載内容は取材当時のものです。