税理士法人グリュック 様

事務所のイメージする年末調整の業務フローにうってつけだった「Edge Tracker」。何より、事務所で使っている「ACELINKNX-Pro」と連動して、電子申告まで一連の流れで利用できることが魅力だった。ただし、もともとは企業向けであったため、「“会計事務所が顧問先に提供するツール”という形になるのを心待ちにしていました」という滝沢先生。その会計事務所向け版のリリースを待って、さらに価格帯も他社の同様の製品と比べて負担しやすいことから、導入するに至った。

「Edge Tracker」を顧問先に利用してもらうことで、電子化とクラウドによるデータ連携によって、従業員はパソコンやスマートフォンで各種申告書を入力したり、控除証明書などを画像添付したりすることができる。前年のデータ流用機能も備えているため、毎年大きく変わらない保険料控除の入力なども今後は楽になる。

「紙ベースだった頃は、顧問先様の経理担当者を通してのみやり取りをさせていただくのが通常でした。それが、各従業員の方の入力状況がこちらで分かるので、従業員の方と直接、進捗状況や不明点などについて具体的にやり取りをすることも可能になります。顧問先様の担当者のご負担が減り、内容の正確性も上がることが期待できます。また、我々にとっても、いったん経理担当者を通して従業員の方とやり取りを重ねるより、作業負担を減らせます」と語る滝沢先生。煩雑な手入力作業の削減や、紙書類の回収・保管が不要になるなど、様々な面でメリットは大きいようだ。

「Edge Tracker」は、年末調整申告のほか、経費精算、勤怠管理、給与明細参照、各種申請・承認などのワークフロー管理など、財務・給与システムとのシームレスなデータ連携を可能にしながら、ビジネスをさらに効率化してくれる、顧問先・事務所双方にとって幅広いメリットがあるクラウドサービスとなっている。滝沢先生も「可能な限りすべての顧問先会社にご利用いただき、ペーパレスと省力化を図れるように積極的に利用していきたい」と期待している。クラウド型の小規模事業者向け自計化システム「かんたんクラウド」シリーズも導入するなど、新しいツールを積極的に活用している税理士法人グリュック。単なる税金の計算や手続きだけではない、顧問先の満足度をより高めるサービスを提供するために、「Edge Tracker」などMJSのクラウドサービスが今後も重要な役割を果たしていくだろう。