導入事例

笠島公認会計事務所 様

2025年7月30日

本記事では、2025年1月のミロク会計人会×MJS 共同企画「AI-OCR入力Wモニター(AI-OCR入力3カ月無償・業務用スキャナー機プレゼント)」に当選した笠島公認会計事務所様にACELINK NX-ProのAI-OCR入力機能を実際に利用した感想をお伺いしました。

AI-OCR入力の導入で、記帳代行業務の効率化と職員の負担軽減を実現

日常業務の効率化を目的にAI-OCR入力を導入。スキャナーの使いやすさや制度対応力の高さが後押しとなり、繁忙期でも安定した処理体制を実現している。

税理士1名、職員7名

記帳代行・税務申告・電子申告・経営指導・記帳指導など

Before:導入前の課題
  • 記帳代行業務が中心で、入力作業の負担が大きく、特に繁忙期は人的リソースが逼迫していた。
  • スキャナーの初期投資が高く、導入に踏み切れずにいた。
  • 入力作業は慣れた職員が対応していたが、目や手の疲労が蓄積し、精神的な負担も大きかった。

After:導入後の効果

  • 業務量が多い繁忙期でも効率的に処理できるようになり、時間短縮よりも作業の快適さやチェック負担の軽減に効果を感じている。
  • レシート・領収書の読み取り精度が高く、インボイスや軽減税率にも対応。
  • 手や目の疲労が軽減され、精神的なストレスも緩和。業務負担が約20%減少。
導入の背景

導入のきっかけはモニターキャンペーンとMJSへの信頼感

入力作業の効率化は、以前から事務所内で課題として認識していました。
ACELINK NX-Pro AI-OCR入力の導入案は何度か話題に上がっていたのですが、証憑を読み取るスキャナー機を持っておらず、導入に初期費用がかかるため、検討には慎重になっていました。
そんな中、スキャナー機のモニターキャンペーンを知り、「当選すれば機器の購入費用が抑えられるかも!試してみようか」という流れになりました。
さらに、AI-OCR入力 月400枚無料のキャンペーンも同時に行われていたことで、利用時のコスト面での不安も軽減され、導入への後押しとなりました。MJS製品は信頼感もありましたので、安心して導入に踏み切ることができました。

モニター当選したスキャナー機「RICOH fi-8190」

導入のポイント

スキャナーの使いやすさがAI-OCR入力活用を後押し

モニターキャンペーンにより提供された業務用スキャナー「RICOH fi-8190」を活用し、AI-OCR入力を利用しています。
これまでは書類のスキャンに複合機を使用していましたが、複合機は設置場所が限られており、スキャンのたびに複合機まで移動する必要がありました。
原稿サイズが異なる場合は一度にまとめて読み取ることが難しく、大量の原稿を気軽にスキャンするには不向きな面がありました。
今回モニター当選した業務用スキャナーは、設置も簡単でサイズが異なる領収書も詰まることなく、スムーズに読み取ることができます。
読み取り速度や精度も高く、職員もすぐに操作に慣れ、利用直後から業務に活用できた点は大きなメリットです。
こうしたスキャナー機の使いやすさもAI-OCR入力を効率的に利用するポイントだと感じています。

「RICOH fi-8190」でレシートを読み取り中の画像

導入の効果

AI-OCR入力の意外な効果
疲労軽減で業務負担は約20%削減

現在は主に2名の職員がAI-OCR入力を活用しています。所得税確定申告時期にはパート職員も加わり、効率的に入力作業を進めることができました。
レシートや領収書の読み取りはスムーズで、インボイスの判別も正確。通帳やクレジットカード明細も安定して読み取れており、チェック作業の負担も軽減されています。
当事務所ではAI-OCR入力で、入力時間が大きく短縮されているとは言えないかもしれません。時間短縮よりも、作業の快適さやチェック負担の軽減に効果を感じています。
手入力と比較して手や目の疲労が軽減されたことで、業務負担が約20%減少した印象です。 精神的にも楽になり、職員の満足度も高まっています。

今後の展望

AI-OCR入力で業務効率化を推進
年末調整への展開に期待

AI-OCR入力は、繁忙期だけでなく、今後も日常業務の中で継続的に活用していきたいと考えています。
当事務所は記帳代行業務が多く、こうした業務の負担を減らせる仕組みを少しずつ整えていくことが重要と考えています。顧問先の自計化を進めるよりも、事務所で効率よく処理できる体制を整えることを優先しており、経営に専念したいという顧問先のニーズにも応えられるようにしています。
令和6年度の所得税確定申告では、事前準備が十分にできなかったこともあり、お試し程度の利用にとどまりました。今年度は早めに利用しながら、活用の幅を広げていきたいと考えています。
また令和7年9月にリリース予定の年末調整機能にも期待しており、今後の業務効率化につながることを楽しみにしています。
また、通帳ではなくインターネットバンキングのPDF明細が読み取れないなど改善してほしい点もありますが、今後のアップデートにより、さらに使いやすくなることを期待しています。

導入事務所様のご紹介

笠島公認会計士事務所 様

中小企業・個人事業主向け税務・会計支援

1982年の開業以来、40年以上にわたり中小企業・個人事業主の税務・会計業務を中心に支援してきた。
記帳代行、決算業務、給与計算、年末調整、社会保険手続き、人事・労務相談、社内規程の整備など、企業運営に必要な事務全般を幅広くサポート。不動産業や建設業など多様な業種に対応し、顧問先の成長に貢献している。
誠実かつ迅速な対応を心がけ、経営者が本業に専念できる環境づくりを支えている。

所在地 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-18-11 明治ビル6F
代表者 笠島 賢三
設立 1982年
構成人数 税理士1名、職員7名
主な業務

記帳代行、税務相談・申告、法人税、所得税、相続税・資産税、 給与・年調・社保、
人事・労務、電子申告、経営計画・経営指導、事業計画、節税対策、会社設立、事業継承、
後継者問題、財務分析、自社株評価

URL

http://kasasimacpa.com/

  • 本事例の掲載内容は取材当時のものです。

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