クラウド×AIで業務を最小化し、
経営判断力を飛躍的に高めるERPシステム
日経電子版の特集として掲載された内容を、下記に転載いたします。是非ご一読ください。
提供:ミロク情報サービス

日本経済を支える中小企業を元気にし、日本をもう一度強くする――。財務会計システムベンダーの老舗であるミロク情報サービス(以下MJS) 代表取締役社長の是枝周樹氏は、この使命を経営の軸に据え、着実に実行してきた。同社はオンプレミス中心の売り切り型モデルから、クラウド/サブスク型モデルへの転換、そしてDXコンサルティング事業の立ち上げという「創造的破壊」を伴う変革を進めている。その中核を担うSaaS型ERP(統合基幹業務システム)「LucaTech GX」に込めたAI(人工知能)戦略と、人的資本の拡充で目指す未来像について是枝氏に聞いた。
2027年で会社設立から50 年を迎えます。現在、「創造的破壊」を伴う変革を進めていると伺っています。具体的にお聞かせください。

代表取締役社長
是枝周樹氏
是枝氏:現在、オンプレミス製品の売り切り型からクラウドサービスのサブスク型モデルへの転換を進めています。経営課題に深く寄り添う伴走型支援へのシフトこそが当社の存在意義であり、2025年11月にリリースしたSaaS型ERP(統合基幹業務システム)の「LucaTech GX」は、その象徴的な存在です。
当社が、50年を迎えられた要因の一つは「創造的破壊」を繰り返してきたことにあります。会計事務所向けの計算センターから、オフコン、パッケージソフトの開発・販売まで、時代に合わせてビジネスモデルを大きく変化させてきました。売り切り型ビジネスモデルからの脱却は未来に向けた大きなターニングポイントとなります。
そもそも当社の社名は「世直し御仏(みほとけ)」と呼ばれる弥勒菩薩(みろくぼさつ)に由来します。仏教において「弥勒の世」とは、平和と繁栄をもたらす理想の世界を指します。現代風に言えば、豊かで平和な高度情報化社会です。伴走型支援へのシフトは、この創業以来の「日本経済の発展に貢献すること」という思いを形にするものでもあります。
LucaTech GXの特徴と強みを教えてください。
是枝氏:「LucaTech」は、15世紀に複式簿記を発明したイタリアの数学者、ルカ・パチョーリの名を冠し、テクノロジーと融合させた名称です。財務会計の基礎中の基礎である複式簿記を現代のテクノロジーで進化させる――そのようなコンセプトで開発しました。
具体的には、生成AI(人工知能)を、財務会計の「守り」と「攻め」の両面で活用していくことをコンセプトとしています。守りのAIとしては、経理業務の自動化に加えて不正検知や内部統制・業務監査を強力にサポート、ガバナンスコストを削減します。攻めのAIでは、銀行API 連携やデジタルインボイス対応を先導し、バックオフィス全体の生産性向上を目指します。

従来のERPと比較して、従業員の使いやすさや体験価値はどのように異なるのでしょうか。
是枝氏:従来のERP は「管理のためのシステム」という側面がどうしても強く、現場の従業員にとっては入力作業や確認業務が負担になりがちでした。LucaTech GXでは、その前提を覆し、従業員一人ひとりを「使い手=消費者(コンシューマー)」と捉えた体験設計を重視しています。
例えば、仕訳や証憑(しょうひょう)処理、データ突合といった日常業務を極力自動化し、「正しく入力できているか」「ミスをしていないか」といった不安をシステム側で吸収します。従業員は細かな作業に追われるのではなく、「結果を確認し、判断する」というクリエイティブな業務に集中できるようになります。
LucaTech GXは、AIとクラウドの力を生かして働き方のストレスを減らし、より創造的で前向きな時間を生み出します。複式簿記の精神をAIで再定義し、新たな従業員体験を提供する。これが、LucaTech GXが目指す付加価値です。
AIによる自動化が進むほど、人間によるコンサルティングの重要性は増すと。
是枝氏:その通りです。LucaTech GXはAIによる業務の自動化とガバナンス強化を進めますが、意思決定や経営課題の本質を読み解くのは血の通った人間です。当社でその中核を担うのはDXコンサルタント(※)です。経済産業省の推進資格である「ITコーディネータ」の資格を持ち、経営者の言葉にならない不安や想いをくみ取って最適なDX戦略に落とし込む「翻訳者」となります。伴走支援することで、人間味のある深い信頼を積み上げていきます。
システムの提案にとどまらない、経営者の思いを形にする伴走支援は、他社との大きな差別化の要素です。当社のDXコンサルティングは、①DX計画策定②自社・他社製品を問わない最適提案③継続的な定着支援――という3階建ての構造になっており、お客さまの課題解決に軸足を置いています。
当社のDXコンサルタントは現在約130 名ですが、将来的に500名体制を目指しています。これはお客さま支援の強化であると同時に、当社の人的資本を拡充する重要な取り組みの一つとなっています。
(※)「ITコーディネータ」の資格取得を通じて習熟したプロセスに基づき、中小企業や中小零細企業の経営を効率化し、競争力を高めるためのパートナーとして、お客さまのニーズや状況に応じたIT化・DXに関する伴走支援サービスを提供する。

「中期経営計画Vision2028」では、2028年度に売上高600億円、経常利益120億円、自己資本利益率(ROE)18%というKGI(重要目標達成指標)を打ち出しています。そのためにもストック型収益モデルへ転換しサービスの収入比率60%を目指しています。高収益体質へ転換するための課題をどう考えていらっしゃいますか?
是枝氏:前述の創造的破壊には、社内の意識変革が欠かせません。最大の壁は「過去の成功体験」でしょう。オンプレミス製品の売り切り型モデルは、長年にわたって当社を支えてきた中核であることは間違いありません。しかし、時代は変わりました。お客さまの課題は「製品を導入して使う」ことではなく「経営を変革する」ことにシフトしているのです。
クラウド・サブスクを中心とした高収益体質への転換は単なる製品戦略ではなく、営業・開発・サポートを含む全社員の「役割の再定義」を伴います。「変化は痛みを伴うが、その先にあるのは成長だ」と繰り返し発信し、変革の必然性を共有しています。
MJSが目指す未来と、その役割を改めて教えてください。
是枝氏:日本経済の根幹である中小企業を元気にすることです。当社の最大の強みは、全国約8400の会計事務所との強固な信頼関係にあります。これは当社ならではのコアコンピタンス(競争力の源泉)です。

会計事務所は今、後継者不足や業務の複雑化という課題に直面しています。当社は単なるシステムベンダーではなく、会計事務所のパートナーとして、顧問先の経営課題の解決に伴走します。会計事務所は当社を有効に活用することで、顧問先の経営改善や事業承継支援といった、より高い付加価値のサービスを展開できるようになります。
テクノロジーで提供できる価値は、単なる効率化や合理化にとどまりません。現場に眠っている柔軟性や知見を引き出し、現場の力を取り戻すこと。その先に、中小企業の再生、そして日本全体の再活性化があると信じています。
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