
博光印刷株式会社
取締役
宮下 安代 氏
現在は、MJSの「ACELINK NX-CE 販売」にて受注入力を行うと、受注ナンバーが自動採番され、この受注ナンバーをキーに工場にある印刷部門や製本部門に伝票が回り、実際の印刷を実施。納品のタイミングで納品書を「ACELINK NX-CE 販売」から発行し、月末には請求書の発行も行っている。会計側では、日常業務で発生する経費や原価などの入力を適宜行い、月末に販売管理との連動によって売掛金や入金などの仕訳が行われることになる。なお、顧問税理士もMJSの仕組みを利用しており、税理士が同社へ訪問した際にデータをチェックし、必要な情報をメールにて送信。税金などの情報を税理士が新たに付加すると自動で情報更新が行われる。試算表はもちろん、三期比較など分析のための帳票類は別途PDFにて税理士から送られてくるという運用だ。「税理士と同じ仕組みを利用しているという安心感があり、心強さを実感しています。使い方も詳しく教えていただけますし、入力の手間も大幅に減ったことで転記ミスなどのリスク軽減にもつながっています」と評価するのは、取締役 宮下 安代氏だ。過去の情報を調べる際にも、ドリルダウンして元帳の情報までさかのぼることができ、便利に使っているという。
実は、まだ導入して1年が経過しておらず、決算処理はこれから行う予定だが「毎月数字がきちんと合致するのはとっても楽です」と宮下 安代氏はデータ連動の効果を実感する。
実際の使い勝手について宮下 安代氏は「オフコンの仕組みから切り替えたことで、コピーなど一般的なPCが備えている機能が使えるのは大きいです。また、過去の元帳を開きながら仕訳処理を行うなど、複数画面で作業できるために業務効率は向上しています」と語る。必要に応じて表計算への情報抽出も可能となっており、便利に活用していると宮下 安代氏。紙の台帳による管理が中心だった顧客情報や過去の注文情報などがすべてシステム上で管理できるようになっており、事務所のファイルに保管されている過去の注文書をひっくり返して調べていた時代と比べると、情報がすぐに探せるようになった効果は大きいという。「営業担当者自身のPCで元帳データを調べることも可能となり、お客さまにもすぐに対応できるようになりました」と宮下 安代氏は評価する。