MJSのノウハウを集結した会計事務所の為の高品質な統合業務パッケージ
導入事例
アイジータックス税理士法人 様
2018年2月7日
“未来会計”に向けた自計化を強力に推進
全業務基盤にMJSソリューション
顧問先の状況に応じた自計化ソリューションが備わっている点が卓越
税理士3名 会計士2名 職員40名
一般企業向けコンサルティング、未来会計事業化支援、その他
- オフコンへのダウンサイジングが進むなか起業に向けた業務基盤が必要
- 外部委託から脱却し自前での環境構築を志向
After:導入後の効果
- 業務基盤となる財務会計パッケージ含め業務に必要な環境を一括手配
- 顧問先の自計化を推進し未来会計を後押し
経営者支援に役立つ未来会計を強力に推進
1981年に税理士資格を取得したのち、1984年に長崎の地で創業し、現在では長崎を中心に九州全域や関西圏に至る幅広い地域へ顧問先の輪を広げているアイジータックス税理士法人。IG会計グループ代表であり代表税理士である岩永 經世先生は、中小企業の存続・発展のためのインフラを作るべく、「職業会計人は中小企業のゴーイングコンサーン(継続企業の前提)を支える“社会的インフラ”」をモットーに、長年にわたって中小企業における経営計画の策定支援を続けている。さらに、会計業界のフロンティア集団を目指すべく「NN構想の会」を主宰し、職業会計人に対して警鐘を鳴らしながら、未来会計による監査システムであるMAS監査を作り上げ、企業価値を高めるための仕組み作りに日々奔走している状況だ。
そんな同事務所では、設立してすぐにミロク情報サービス(以下、MJS)の製品を導入した。新開先生がかつて勤務していた会計事務所が導入しており、使い勝手の良さという面でメリットを常々感じていたからだという。
抜群の使いやすさで開業当時からMJS利用
開業以前は、複数の事務所に勤務した経験を持つ岩永先生。当時は外部委託した計算センターを利用して会計処理を行っていた。ただ、業務を行うなかでも具体的な課題も顕在化。そんな折、オフコンへのダウンサイジングが進み、自前で会計ソリューションの導入が可能となってきたことで、自身で事務所を開業したタイミングに合わせて、オフコンで動く会計パッケージ導入に踏み切ることになる。
検討した製品のなかで抜群に使いやすかったのが、MJSの財務会計ソフトだったと岩永先生は当時を振り返る。「実際の入力はスタッフが行う体制でしたが、コンピュータに詳しくないメンバーでも簡単に入力できると評判でした」。また当時の九州は、新たに独立した会計事務所にMJSのソリューションが立て続けに導入された時期でもあり、若い税理士たちと互いに切磋琢磨できる環境がMJSにあったという。「MJSのツールを使って顧問先をどう支援するかなど、定期的に勉強会を開催していました。互いにノウハウ共有ができ、コツが醸成されていくという意味でも、MJSを選んだのは大きかったです」と岩永先生は語る。
また開業した当時から、「将来的には顧問先がコンピュータを導入し、自分たちで処理していく時代がやってくる」と予見していた岩永先生。「使い勝手のいいソフトウェアが登場し、さらにダウンサイジングが進んでいけば、税理士に頼まなくても自分たちで会計処理ができるようになると考えていました。自計化に進むのであれば、われわれ会計事務所が主導でそれを推進していくほうが、顧問先のメリットにつながるのは間違いない。MJSは、会計事務所のバックヤードとしての役割に徹することを常に意識し、自計化の仕組みを用意してきた点は大きい」と評価する。
自計化の推進に向けた環境作りを高く評価
現状は、会計事務所向けの統合業務パッケージ「ACELINK NX-Pro」の「会計大将」を中心に、600を超える個人・法人の顧問先に対して財務の面からサポートを実施。事務所業務に役立つMJS提供のさまざまなオプションシステムをフルパッケージで導入しており、顧問先の自計化を支援する「ACELINK NX-CE」や「iCompassNXシリーズ」「NX記帳くん」「記帳くんCloud」なども多くの顧問先に提供している。他にも、経営分析のために、株式会社YKプランニングが提供している「財務維新」や株式会社MAP経営が提供している「MAP経営シミュレーション3」なども活用し、顧問先の成長戦略を描くための未来会計を推し進めるコンサルティングも実施している。
岩永会計グループとして事務所全体のシステム管理も手掛けている株式会社IGプロジェクト IG経営塾 IS部門 堀川 康広氏は、「周辺の業務ソフトウェアはもちろん、ハードウェアについてもMJSにお願いすることで窓口が一本化でき、何かあっても迅速な対応が可能です」と評価する。生成されたデータも一気通貫でシステムに反映できるため、二重入力を防ぐことにも大きく貢献しているという。また、「iCompassコミュニケーション」を使って顧問先を支援できるなど、距離を感じさせないような仕組みについての評価も高い。
さらに、同事務所では積極的に自計化への取り組みを進めており、ほぼ大きなところは自計化が進んでいる状況にあるという。「自計化に向けた指導を行う専門スタッフも用意しており、経理担当者不在で記帳代行を希望する小規模事業者以外は、ほぼ自計化できている状況です。事業が大きくなって販売管理も含めてシステム化を希望されるようになれば、そこはMJSにお願いするようにしています。われわれは財務処理の自計化を担う存在であり、しっかりと役割分担できています」と岩永先生。特に自計化については、そのためのソフトウェアと会社に適した経理マニュアル、そして初期指導の3点セットを顧問先に提供しており、自計化に取り組む顧問先を手厚くサポートしている。「記帳代行にかけていたコストを経営戦略立案も含めた未来会計に向けるべきだと社長にお話ししています。企業経営の支援だけでなく、社内の経理事務員をしっかりサポートできる体制をわれわれが整えてあげることで、安心して自計化を進めることができる」と岩永先生。
MJSとは岩永先生が起業された当時からの付き合いで、新しい制度への対応や何か課題が顕在化したときには何でもお願いできる関係にあるという。「何か不便であれば要望が出せる関係ですし、われわれの業務にMJSは欠かせないものになっています」と岩永先生はその関係の深さを語る。
機能強化とともに将来構想の発信にも期待
今後については、クラウドへの広がりや未来会計を補完する機能強化への期待ものぞかせる。「8,400もの会計事務所をクライアントに持つMJSだけに、会計人のあるべき姿や会計事務所としての未来戦略の方向性などをMJSにも発信してもらいたい。いずれはAI技術などがわれわれの業界にも広がれば、今のままでは立ち行かなくなる恐れも出てきます。業界の将来構想を積極的に発信できる力がMJSにはあると思っています」と業界全体にも積極的に提言してもらいたいと岩永先生。
現場については、自計化していても記帳代行をしている場合でも、できる限り試算表作成に必要な入力時間を最小限にしていきたいという。「現金出納帳の取り込みや販売管理システムなど外部データの取り込みも含めて、活用できていない機能を積極的に使って現状の業務改善を進めていきたい」と堀川氏は今後について語った。
導入事例で紹介されている製品・サービス・シリーズ
会計事務所向けERP
エースリンク エヌエックスプロ
電子帳簿保存法対応
インボイス制度対応
MJSのノウハウを集結した会計事務所の為の高品質な統合業務パッケージ
会計事務所と顧問先の情報を一元管理して、顧問先の満足度をより高めるためのプロフェッショナルな価値を創造する会計事務所ERPを実現。
- ERP
- 財務・会計
- 税務
- 給与
- 事務所管理
- 資産管理
- オンプレ/IaaS
クラウド会計・給与システム
カンタンクラウド
電子帳簿保存法対応
インボイス制度対応
顧問先との新たな関係構築、関係強化を行いたい会計事務所へ
会計システムをクラウド化すれば、顧問先のIT化・自計化・業務効率化をかんたんに支援することができ、会計事務所の業務効率化とサービス迅速化を実現することが可能です。
- 会計
- 給与
- ファイルBOX
- SaaS
ユーザーボイス
「使いやすさ」への声
使いやすい機能が豊富にそろっている
自計化指導や記帳代行仕訳など日々実業務を行っていますが、付箋にメモを書いて月次監査のときに利用するだけでなく、補助や摘要も必要な項目が簡単に設定できるようになっているなど、使いやすい機能がたくさんそろっています。摘要については、私自身で事前設定し、誰か他の方に仕訳をお願いしてもプルダウンで選択できるようにしています。摘要の検索がとてもやりやすくなりますし、情報も探しやすく、何よりも情報がばらばらにならないので助かっています。
リモートサポートが秀逸
仕訳の方法や設定、操作手順など、不明点があればカスタマーサービスセンターに問い合わせをしていますが、きちんと対応いただけて助かっています。また、何かあればリモート接続にてサポートいただけるため、安心して使うことができます。場合によっては、顧問先に伺っているときにもリモート接続によって、顧問先が抱える悩みをその場で解決してくれることも。サポートの充実はとても実感しています。
私のイチオシ機能&サービス
顧問先の状況にピッタリなソリューションが提供できる
われわれは自計化を積極的に進めていますが、顧問先の状況に応じてソリューションが選択できるのはとてもありがたい。手軽にはじめられる「記帳くん」やさらに深いところまで自計化可能な「iCompassNXシリーズ」などはもちろん、企業規模が大きくなればさらに高度な処理が可能なソリューションも提供可能です。管理会計を通じて企業の意思決定をサポートする未来会計を推進するためにも、コストや時間を未来会計に振り分けられる自計化ソリューションはとても気に入っています。
導入事務所様のご紹介
アイジータックス税理士法人 様
切なる思いは、経営者の方々と共に未来へ!
所在地 | 〒850-0035 長崎県長崎市元船町14-10 |
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代表者 | 岩永 經世 |
設立 | 1984年4月 |
構成人員 | 税理士3名、公認会計士2名、職員40名 |
主な業務 |
【株式会社日本BIGネットワーク】一般企業向けコンサルティング、特化MAS仲介事業、未来会計事業化支援 |
URL |
- 本事例の掲載内容は取材当時のものです。