MJSのノウハウを集結した会計事務所の為の高品質な統合業務パッケージ
導入事例
香川会計事務所 様
2016年3月15日
自計化に向けた取り組みも積極的に展開
事務所業務に必要不可欠な機能がそろった
「ACELINK NX-Pro」
顧問先が持つ証票の電子化も実現。スペース削減と業務効率化に貢献
公認会計士・税理士・行政書士5名 職員6名
税務会計顧問、コンサルティング、その他サポート
- 事務所を開業する際に日常業務に欠かせない基盤の整備が必要に
- 紙による証票管理で保管スペース、効率に課題
After:導入後の効果
- 各種ツールによって顧問先への迅速な支援と自計化の促進を実現
- ペーパーレス化を推進し業務効率化を実現
事務所開設時に必要な管理基盤として検討
「明日の経営をともに考える」をキャッチフレーズに、建設業や製造業など工業の町である尼崎を中心に地元密着型で顧問先のビジネスを支援している香川会計事務所。有資格者5名を数える同事務所では、幅広い業種の顧問先を税務の面からバックアップしながら、現在はベンチャー企業などを支援する設立マーケットに対して積極的にマーケティング活動を展開している。また、所長である香川 晋平先生を中心に経営者を集めて勉強会を定期的に実施する「KAGAWAクラブ」を設立し、時には顧問先の経営支援の一環として、時には税務アドバイスのセカンドオピニオン的な役割として、さまざまな経営者と交流を続けている。毎月ニュースレターを発行するなど活動内容を積極的に紹介しながら、企業同士のビジネスをつなげるきっかけづくりを行っている状況だ。
そんな同事務所が開業したのは先代が起業した40年あまり前。ミロク情報サービス(以下、MJS)との付き合いは、事務所の業務基盤として会計パッケージを導入した開業当初の頃からになる。
同業者からのすすめで導入、使いやすさも魅力
もともとMJSとの接点は、先代の所長が懇意にしている先生から紹介を受けて導入したのがきっかけと香川先生が語る通り、起業以来一貫してMJSのソリューションを同事務所の業務基盤の中核として継続利用している。「勘定科目がそのままキーボードになっていた専用機の時代から利用しており、時代の変遷とともに最新パッケージに入れ替えています」と香川先生はこれまでの変遷を振り返る。もちろん、顧問先の関係でさまざまな会計パッケージを扱う機会があるものの、税務申告書を作成するためにすべてのデータを会計事務所向け統合業務パッケージ「ACELINK NX-Pro」に取り込むなど、MJSの会計パッケージが事務所における業務の中核基盤となっている。
「MJSが持っている汎用(はんよう)データの取り込み機能を活用することで、顧問先の支援から税務申告まで一連の業務がACELINK NX-Pro上で行えるようになっています。すべての職員が日々の業務にMJSを活用し、使い勝手はとても好評です」と語るのは副所長であり税理士の山本 正先生だ。職員からの評価も高く、新たなバージョンが登場するたびにMJSのソリューションが選択されているという。「大手の税理士事務所が採用しているパッケージだからこそ、安心感がある点も継続理由の1つ」と香川先生は語る。
なお、現在は最新バージョンの「ACELINK NX-Pro」を導入しているが、紙で保管していた決算書や領収書などの帳票類の管理に課題を感じていたこともあり、「ACELINK NX-Pro」へ入れ替えるタイミングでペーパーレス化に向けた仕組みも構築。電子化によって保管スペースの削減や伝票管理の効率化を可能にしている。
リモート接続での迅速な支援、自計化の促進も
現在は、「ACELINK NX-Pro」を活用し、日々の仕訳業務や顧問先への報告書作成などさまざまな業務に役立てており、経営分析や相続税のシミュレーション、各種申告機能など顧問先の求めに応じて必要なソリューションが提供できる環境を整備している。「切り替えが早く、システム自体の反応も問題ありません。ストレスなく作業することができるようになっています」と山本先生は評価する。また、顧問先で発生した領収書など各種紙の伝票はすべてスキャンし、顧問先ごとに振り分けられたフォルダ内に管理されている。「以前から保管されていたすべての書類を電子化し、サーバー内で情報が確認できるようになっています」と山本先生。
顧問先に出向く際にはタブレット端末を持参し、外からでも事務所のPCにアクセスして試算表情報や電子化されて保管されている顧問先情報を閲覧することができるようになっているという。「以前は事務所に電話で確認しなければならなかった情報もiCompassリモートPC2を経由してその場で確認できます」と山本先生。
これから運用が求められるマイナンバーについては、すでにMJSが提供するソリューションを導入しており、顧問先の対応状況を見ながら実際の運用に乗せていく予定となっている。「年末調整のタイミングでは必ず使う必要があるので、顧問先にもあらためて周知していく予定です」と税理士 田口 千里先生は語る。
顧問先に対しては、自計化への働きかけを積極的に行っており、「iCompassNX会計」や「iCompassNX給与」など顧問先に必要なソリューションの提案、導入を進めている。「情報がデータセンター上で一元管理できるため、顧問先との情報共有も容易になっています。顧問先の指導にとても役立っています」と山本先生は評価する。また、「iCompassコミュニケーション」を用いて顧問先の環境にリモート接続して指導するケースもあるなど、顧問先をサポートする体制も万全だ。顧問先によっては、付箋の機能をうまく活用して日々の業務に役立てているケースもあるという。「例えば当座預金の照合などの際に未落ちの分だけに付箋をつけておき、未処理のものだけを表示・確認できるようにするといった使い方をしている顧問先も。豊富に備わった機能をさまざまな用途に活用している状況です」。
MJSの評価については、「1つのパッケージの中で、顧問先を支援するためのあらゆる機能が備わっているのはとてもありがたい。例えば個人事業主の領域では、以前はばらばらだった決算書や確定申告の仕組みが一緒に作成可能で、無駄がなくなり作業ロスが発生しません」と山本先生。また田口先生は「申告書の画面を出しながら減価償却の内容を表示するなど、複数画面を表示しながら作業することも容易です。消費税などに関連して、勘定科目ごとに仕訳を一括変換することもできるため、作業性はかなり高くなっていると感じています」と評価する。
実装機能のさらなる習熟で業務の効率化を目指す
今後について山本先生は「多くの機能を導入していますが、使いこなせていない部分も少なくありません。職員全員で使い方をしっかり把握したうえでフル活用していきたいと考えています。例えば、顧問先管理などを導入していますが、まだすべての情報が管理できているわけではありません。いずれは情報の一元化を実現していきたい」と語る。すでに導入している仕組みの活用頻度をさらに高めていきながら、業務の効率化、省力化につながるようにしていく考えだ。また、顧問先のさらなる支援に向けて、時代に求められる新たな環境への対応にも期待を寄せていると香川先生に語っていただいた。
導入事例で紹介されている製品・サービス・シリーズ
会計事務所向けERP
エースリンク エヌエックスプロ
電子帳簿保存法対応
インボイス制度対応
MJSのノウハウを集結した会計事務所の為の高品質な統合業務パッケージ
会計事務所と顧問先の情報を一元管理して、顧問先の満足度をより高めるためのプロフェッショナルな価値を創造する会計事務所ERPを実現。
- ERP
- 財務・会計
- 税務
- 給与
- 事務所管理
- 資産管理
- オンプレ/IaaS
ユーザーボイス
「使いやすさ」への声
表計算での入力をサポート
顧問先の中には、ソフトウエアを使っての入力に慣れていない方もいらっしゃいます。そんな場合、勘定科目だけに絞って表計算入力用のデータフォーマットを「ACELINK NX-Pro」から出力し、それを使って入力してもらうようにしています。手書きの仕訳伝票から表計算に切り替えるだけで顧問先の作業負荷は半分以下に軽減でき、われわれもデータを取り込むだけ。転記によるミスも減らせるなど、品質を高めながら作業効率を上げることができています。
顧問先を支援する機能が充実
自計化している顧問先に対しては、こちらから「iCompassコミュニケーション」を使ってリモート接続し、「iCompassNX会計」などを操作するケースもあり、事務所内で顧問先の支援ができるのはとてもありがたいですね。また、顧問先でも不明な処理があれば、仮で入力してもらったうえで付箋をつけてもらっています。検索すれば付箋のついた仕訳だけを呼び出すことができ、まとめてチェックすることができ、とても便利に使っています。
私のイチオシ機能&サービス
顧問先のサポートを大きくバックアップ
私自身が入力する機会は減っていますが、周囲からは使いやすいという声を聞いており、継続して利用しています。数多くの会計事務所が導入しているという点を考えると所長の立場としても安心して利用できますし、顧問先支援のための機能が充実していることで顧問先に対して手厚い支援が可能になっている点はとても気に入っています。顧問先をサポートしていくための機能を、これまで以上に提供していただけることを期待しています。
導入事務所様のご紹介
香川会計事務所 様
経営を一緒になって考え顧問先の発展・繁栄に貢献
尼崎を中心に、地元密着型で顧問先のビジネスを支援。有資格者は5名を数える。「税務・会計を入り口として、顧問先の最良の相談相手になること、困った時に頼りにされる存在になること」に価値、存在意義を見いだしている。企業組織再編や事業継承対策、株式公開、M&Aなどビジネス課題を解決するためのコンサルティング活動にも注力している。
所在地 | 〒660-0861 兵庫県尼崎市御園町5番地 |
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代表者 | 香川 晋平 |
設立 | 1975年9月 |
構成人員 | 公認会計士・税理士・行政書士5名、職員6名 |
主な業務 |
税務会計顧問、コンサルティング、その他サポート |
URL |
- 本事例の掲載内容は取材当時のものです。