
現状は、自計化の進んでいない顧問先に対して「MJSお金の管理」を勧めており、現在までに導入しているのは6社ほど。顧問先が各機関からデータを取り込んだうえで送信ボタンを押すと、事務所の財務会計処理の基盤である「ACELINK NX-Pro」の画面からデータを取り込める。「取り込む際に、学習機能と二重取込防止が働き、自動的に仕訳入力が可能になります。過去仕訳した情報を自動的に判断してくれますし、人によって書き方が異なることもなくなります」と江口先生は高く評価する。なお、金融機関のポータルサイトからCSVでのデータ抽出も可能で、その情報を事務所で取り込むフォーマットに加工すれば、「ACELINK NX-Pro」へ負担なく取り込むことができる。
「MJSお金の管理」は無料で利用できるツールであり、自計化を行っていない顧問先に対する提案材料の1つとして重宝するだけでなく、最小限の作業負担で資金の流れがお客さま自身で可視化できるようになる。「われわれに口座にアクセスするためのID・パスワードなどの情報を伝える必要がないため、お客さまも安心です」と江口先生。また「MJSお金の管理」でしっかり情報を取り込めば、これまで通帳やクレジットカードの利用明細を事務所に郵送する顧問先の作業も不要になる点も見逃せない。この「MJSお金の管理」を導入したことで、以前事務所側で手作業にて入力していた工数が10分の1ほどに短縮できており、効率化としての効果は高いと江口先生は驚きを隠せない。
普段利用している「ACELINK NX-Pro」については、勘定科目や補助科目が顧問先ごとに柔軟に作成できるのはもちろん、自計化ツールとの柔軟な連携によって入力の手間を減らすことで、業務効率化に大きく役立っていると評価する。複数画面を同時に開いて確認しながら作業できるだけでなく、付箋を使ってメモ代わりに利用するなど、使い勝手の面でも効率化につながる機能が豊富に備わっていると江口先生は評価する。
また、MJS全体のソリューションについては、その豊富さも魅力の1つだという。「顧問先へ提案できるソリューションもバリエーションがあり、決して企業目線でなくお勧めしてくれるのは、われわれからするととてもありがたいこと」と江口先生。
サポートについても、コールセンターに問い合わせることで迅速な対応が可能になっており、リモート接続経由で解決するといったアプローチも高く評価している。