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2021/02/03

質問

「書道教室みろく」はこれまで生徒に教室に来てもらって直接指導してきました。しかし、最近では、教室に行かなくても個別指導を受けることができたらとの要望が増え、生徒離れが進む懸念があります。収入を確保するため、あなたが主催者なら次のうちどの行動をとりますか?

パターン1

指導料金を値上げしてでも、あくまでも教室での直接指導にこだわる。

パターン2

教室での指導を希望しない場合は、教室での指導の録画で学んでもらう。

パターン3

教室での指導を希望しない場合は、作品を撮影してもらい、それをもとに指導する。

この質問をイメージして以下のストーリーをお読みください。
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教室に行かずに指導を受けたいとのニーズ

「書道教室みろく」は郊外に賃借して運営している教室があり、小学生から大人に至るまで、主催者が直接指導してきました。多くの生徒が教室にやってきて指導を受けていましたが、最近はいろいろな声が聞かれるようになっています。

生徒A 何だかんだ、時間的に教室に通うのって大変です……
生徒B 私は歳が歳なもので、やっぱり感染症が気になります。多くの生徒が一箇所に集まるのはちょっと……

また、新規に指導を受けたいとの問い合わせもあるものの、教室で指導を受けるのには抵抗があるというケースも少なからずあります。

このように、生徒たちからは、教室に行かなくても指導を受けることができたらとの要望が増えてきていました。
 
主催者はもっと生徒を増やしていきたいと思っているものの、今のままでは生徒離れが進む恐れもあり、新規の生徒も思うように増えず、収入確保のためにどうしたものかと悩み始めていました。

質問

「書道教室みろく」はこれまで生徒に教室に来てもらって直接指導してきました。しかし、最近では、教室に行かなくても個別指導を受けることができたらとの要望が増え、生徒離れが進む懸念があります。収入を確保するため、あなたが主催者なら次のうちどの行動をとりますか?

▼あなたの思うパターンをクリック▼

パターン1

指導料金を値上げしてでも、あくまでも教室での直接指導にこだわる。

パターン2

教室での指導を希望しない場合は、教室での指導の録画で学んでもらう。

パターン3

教室での指導を希望しない場合は、作品を撮影してもらい、それをもとに指導する。

生徒離れが進んでも、あくまでも教室での直接指導にこだわるのも一つです。指導料金を値上げすることで収入を挽回できるかもしれません。しかし、生徒離れを加速してしまうリスクも大きいです。教室に通う生徒数を増やす施策が講じられなければ、確保できる収入は限定的でしょう。

教室での指導の録画で学んでもらうことにすれば、教室での指導を希望しない場合でも、学ぶことが可能になり、収入を挽回できるかもしれません。しかし、生徒の要望は個別指導を受けたいということであり、一方的な講義を聴きたいわけではないので、収入の挽回は限定的でしょう。

書道教室みろくの主催者が選んだのはパターン3でした。教室での指導を希望しない場合は、作品を撮影してもらい、それに添削指導することにしたのです。どういうことかと言うと……
 

指導方法を模索する主催者、気付きのきっかけは娘のテスト用紙だった!?

書道教室みろくの主催者が帰宅すると、ちょうど小学生の娘が、何やら赤い文字がたくさん書いてある用紙を見ているところでした。

主催者 あれっ、何見てるんだい?
これ? さっき通信教育のテスト用紙が返ってきたから、見てたの
主催者 何か赤ペンでいっぱい書き込みがしてあるなぁ
私もびっくりしちゃった! これが初めてのテストだったんだけど、ここは間違いやすいとか、こんなところをもう少し勉強してみるといいとか。あと、頑張ったねってほめてくれてるのもうれしい!
主催者 どれどれ、父さんにもちょっと見せてくれるかい
どうぞ、どうぞ
主催者 なるほど、間違いやすいところにはこのポイントに注意した方がいい何てことも書いてくれてるんだな

このとき、主催者は思いました。

主催者の心の声 <顔を合わせない生徒にだって、ちゃんと教えることってできるんだ>

これをきっかけに、主催者は教室に来なくても書道を教えることができる方法について考え始めました。最初に思いついたのは、書いてもらった作品を郵送してもらい、添削した上で返送する方法です。もちろんこれでもいいのかもしれませんが、やり取りには時間がかかりますし、郵送代もかかります。
 
そこで、いっそのこと作品を写真で撮影してもらって、それをもとに添削指導することもできるかもしれないと考えました。さらに、書いている様子をビデオ撮影してもらえば、書き方のクセ何かも分かるから、もっときめ細かく指導できるかもしれないと考えました。どうやら、書道の指導は紙媒体で、対面で行うものというのは単なる思い込みだったようで、電子化による新たな展開が見込めそうです。

主催者の心の声 <決まった時間に決まった場所で指導するだけなく、別の可能性がありそうだ>

その後検討を進め、この新たな指導方法を始めてみることにしました。

そして、まだ始めたばかりですが、教室で学ぶ生徒が増えない一方で、地域が限定されない添削指導の生徒が増えてきています。

主催者の心の声 <生徒は、教室に来たいわけでも、一方的に話を聞きたいわけでもなく、添削してもらいたかったんだ>

それに気付いた主催者は、場合によっては教室をやめて賃借料を削減することも考え始めたのでした。

ワンポイント解説「電子化による新たな展開」紙媒体から電子媒体への展開や、対面型から非対面型への展開など、電子化を図ることで、今までのビジネスの枠にとらわれずに、新たな展開を図ることも可能になります。自社のビジネスで電子化を図ることができるところを検討してみるのも良いでしょう。
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