記事制作:税経システム研究所

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2018/12/13

質問

月末近くになるとお金が足りるか不安で、仕入代金の支払いなどの決済が完了するまでは、タイムリーな広告を打つこともできない「中古車ミロク」の社長。あなたが社長なら次のうちどの行動をとりますか?

パターン1

お金の出入り予定を記録するようにする。

パターン2

できるだけ掛取引を減らして現金取引を増やすようにする。

パターン3

安心できる金額を予め金融機関から借りておく。

この質問をイメージして以下のストーリーをお読みください。
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資金不足の不安が解消!

「中古車ミロク」は横浜に1店舗、横須賀に1店舗をかまえる輸入中古車のディーラーです。まだまだ規模が大きいとは言えませんが、海外有名ブランドで状態の良い高級中古車がメインの商材となるため、月間の取引金額は大きく、家賃や人件費などの諸経費も含めると月によっては数千万円単位の大きな金額の支払いになることもあります。それに加えて「中古車ミロク」では、必要であれば予定外の突発的な出費も認めています。

今でこそ、支払日の前でも必要だと思うことにはお金を出すことができるようになりましたが、1年前は全く違っていました。

1年前 ~支払いが終わるまでお金は使うな!

1年前のある月初、営業担当が社長に突発的な出費についての相談をしています。

営業担当 社長、先月の売上が思ったほど伸びなかったので、最近よく目にするこの中古車情報サイトに来月から広告を掲載してみたいと思ってるんですが、掲載依頼をかけてもいいですか?
社長 ふーん、費用とか支払条件はどんな感じなの?
営業担当 広告枠として10万円は今月の20日までに払わないといけないみたいですね。あとは、広告がクリックされた回数に応じて課金されるみたいです
社長の心の声 <うーん、仕入代金に家賃に給料……、今月はいくらぐらい出ていくんだっけなー>
社長 悪い! お金が足りなくなると大変だから、今月の支払いが終わるまで待ってくれ
営業担当 分かりました。それじゃ、来月からの広告掲載は無理ってことですね……
 

質問

月末近くになるとお金が足りるか不安で、仕入代金の支払いなどの決済が完了するまでは、タイムリーな広告を打つこともできない「中古車ミロク」の社長。あなたが社長なら次のうちどの行動をとりますか?

▼あなたの思うパターンをクリック▼

パターン1

お金の出入り予定を記録するようにする。

パターン2

できるだけ掛取引を減らして現金取引を増やすようにする。

パターン3

安心できる金額を予め金融機関から借りておく。

実は、中古車ミロクの社長が行ったことはパターン1でした。いつ、いくら必要になるのかが分かれば、今どれくらいお金を使えるのかどうかも分かって安心です。では、どうすれば分かるようになるのでしょうか……
 

確かに掛取引を減らして現金取引を増やすようにすれば、取引の発生と支払いのタイミングがずれることが少なくなるため、お金が足りるか把握しやすくなります。しかし、一つ一つの取引ごとに支払いをしていくのは手間がかかりますし、相手もあることなので自由に決められるとも限りません。

万一、お金が足りないという場合に備えて、安心できる金額を予め金融機関から借りておくことは、会社を継続させていく上でとても大切なことです。しかし、借入金を増やしたら金利負担が発生していまいますので、余分な借入れは避けたいところです。

テレビ好きの娘から学んだ資金繰り管理

その日、社長が自分の不甲斐なさに、ため息をつきながら家に帰りつくと、テレビ好きの娘もブルーレイレコーダーをいじりながらちょうどため息をついていました。

木曜のドラマと金曜の映画と土曜の歌番組、見たいテレビ番組がいっぱいあるから予約録画してっと……。あれー厳しいなー
社長 どうしたんだ?
もう録画できないってメッセージが出ちゃったのよー
社長 どういうことだ?
既に録画して保存してある分と録画予約してる分の容量から計算して、容量オーバーになる場合には、もう録画できないってメッセージが自動的に出るようになってるのよ
社長 そういうことか。しかし、お前はテレビの見過ぎだぞ!
あーしょうがない。この映画はあきらめることにして……。あと前に録画しといた連ドラは残念だけど消すことにしよう……。よし、これで何とかなりそうだわ!
こんな娘に呆れながらも、ふと社長は思ったのです。
社長の心の声 <待てよ。これって会社のお金の出入りを管理する場合にも使えるんじゃ……>

社長は、入出金の予定をしっかり管理しておけば、資金が不足しそうな時期が分かることに気付いたのです。

翌日、早速社長は経理部長に相談して、会社のお金の増減予定を管理する表を作ってみることにしました。検討していく中でいろいろと注意すべきところがあることも分かってきました。

会社の入出金を管理する場合は、例えば25日締めの翌月末払いの仕入取引があったり、20日締めの翌々月末入金という売上取引があったりと、取引の発生から実際に入出金が行われるまでに、数カ月かかる場合があります。そのため、今月の支払日にお金が足りるかどうかを確認したい場合でも、過去数カ月分の取引を管理していく必要があります。また取引先ごとに締日や支払日が違っていたり、人件費や家賃など、その月に発生する出金があったりと、様々な項目があるため、入出金の分類も少し細かく管理していった方が分かりやすいだろうということになりました。

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その後、実際にこの資金繰り予定表を活用することになりました。こまめにお金の出入りを記録していくことで、いつ、どれくらいお金が増減し、そのときに足りるのかどうかがある程度予測できるようになりました。その結果、計画的な資金繰りができるようになり、計画外の突発的な出費が発生しても問題ないかどうか、企画が挙がったときに判断できるようになったため、タイミングを逃さずにいろいろな施策が実行できるようになったのでした。

【ワンポイント解説】
「資金繰り予定表」
資金繰りとは、資金の調達や運用など資金のやりくりのことを言います。資金繰りをする上では、資金繰りの実績をつかむこと以上に、資金繰りの予定をすることが重要になります。今後の収入や支出などを踏まえ資金繰りの予定を立て、資金が足りなくなりそうなら、それに備えて借入れを行ったり、支出を抑えたりといった対策を検討します。
【関連情報】資金繰り予定表に興味のある方は、コチラもご覧ください。

<MJSシステム(財務大将)の資金繰り予定表>
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